ソフトバンクがスプリントの経営権買収を計画中【噂】

ソフトバンクがスプリントの経営権買収を計画中【噂】

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ソフトバンクがスプリントの経営権買収を計画中【噂】
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ソフトバンクはスプリントとの取引が米国進出の最速ルートになると考えている

事情に詳しい2人の関係者によると、日本第3位の通信事業者であるソフトバンクがスプリントの経営権買収交渉を進めているとのことだ。ソフトバンクは1兆5000億円(190億ドル)超相当の株式を保有し、スプリントの3分の2の株式取得を目指している。また、スプリントの提携先であるクリアワイヤも視野に入れている。

ブルームバーグは、この買収により、米国の通信業界の勢力図が大きく変わり、ベライゾン・ワイヤレスやAT&Tのような大手通信事業者と競争するために必要な資金援助をスプリントに提供する可能性があると指摘している。

ウェルズ・ファーゴ証券のアナリスト、ジェニファー・フリッチェ氏は、この取引によりソフトバンクが直ちに「全国的な存在感」を持って米国市場に参入できるようになるため、ソフトバンクにとっても大きな後押しになると指摘している。

さらに、スプリントとクリアワイヤーの合弁事業は、米国でソフトバンクのTDD LTE周波数と互換性のあるネットワークがすでに存在することを意味する。

CNBCによると、ソフトバンクもクリアワイヤを買収する予定だという。

3社ともこの噂についてコメントを控えているが、ソフトバンクは、この報道は元々日本の日経新聞に掲載されたもので、自社の情報源ではないと主張している。それにもかかわらず、Tモバイルの親会社であるドイツテレコムの株価は日経新聞の報道から15分以内に1.2%上昇しており、投資家は今回の取引がTモバイルとメトロPCSの合併の可能性を高めると見ている可能性がある。

ソフトバンクは日本で初めてアップルのiPhoneを提供した通信事業者であり、そのおかげで過去4年間で収益は7倍以上に増加した。

出典:日経、ブルームバーグ