アップル、反トラスト監視員解任の控訴で再び敗訴

アップル、反トラスト監視員解任の控訴で再び敗訴

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アップル、反トラスト監視員解任の控訴で再び敗訴
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Apple は電子書籍コンプライアンス モニターを放棄することはできない。
Appleは電子書籍コンプライアンス監視を放棄できない。
写真:Apple

Apple は、怪しげな反トラスト法遵守監視組織をどうしても排除できない。

アップルは、マイケル・ブロムウィッチ氏を監視人として失格させるようニューヨークの第2連邦巡回控訴裁判所に再度上訴したが、判事はアップルのブロムウィッチ氏に対する申し立ては「ためらわせるものである」と述べたにもかかわらず、今朝連邦裁判所に却下された。

ブロムウィッチ氏は、2013年にアップルが出版社と共謀して電子書籍の価格を吊り上げたとして責任を問われた後、同社の独占禁止法遵守監視官に任命された。iPhoneメーカーであるアップルは、ブロムウィッチ氏が原告らと不適切な協力関係にあったことなど、一連の疑わしい事件を理由に、任命以来ずっと同氏を解任しようとしてきた。

デニス・ジェイコブズ巡回裁判官は、ブロムウィッチ氏の資格剥奪を必要としないと判断したことについて「地方裁判所が裁量権を乱用したとは言えない」と判決を下した。

ブロムウィッチ氏は、現在アップルから300万ドル近い報酬を得ているが、2013年に最初の2週間の業務で13万8432ドルを請求したことで初めて批判を浴びた。アップルはまた、ブロムウィッチ氏が同社のビジネス慣行を調査する際に過度に積極的であり、電子書籍とは全く関係のない幹部へのインタビューを要求したり、同社に関する新聞記事の閲覧料を請求したりしたと非難している。

アップルは2014年にブロムウィッチ氏の解任を試みましたが、結果は同じでした。ジェイコブス判事は、ブロムウィッチ氏が原告と協力してアップルの訴訟に反対し、宣誓供述書を提出したという点に疑問の余地があると指摘しましたが、20年以上の監査業務の実績を持つ同弁護士を解任するには不十分だとしました。

出典:ロイター