- ニュース

AT&Tは、VerizonとSprintの両社がiPhone 5を発売することの影響を軽視している。CEOのランドール・スティーブンソン氏はアナリストに対し、米国のiPhoneキャリアへの影響は「常に誇張されている」と述べた。しかし、スティーブンソン氏はむしろ、CDMAキャリア2社に対して「我々は良い結果を出すと確信している」と述べた。
ゴールドマン・サックスのカンファレンスで講演したスティーブンソン氏は、iPhone 4とiPhone 3GSがAT&Tのベストセラー端末だと述べた。「iPhone 5で大きな成功を収められると考えています」と同氏は述べた。GSMキャリアであるAT&Tは、売上をiPhoneだけに完全に依存しているわけではない。現在、AT&Tが販売するスマートフォンの40%はAndroidまたはBlackBerryである。
セフェンソン氏は、AT&TにはCDMA方式のiPhoneにはない選択肢がまだあると主張している。ベライゾンはiPhone 5がデュアルモードになり、SIMカードと特別プランを追加することで加入者が自由にローミングできるようになると述べているものの、彼はAT&TのGSM方式のiPhoneこそが真にグローバルな唯一のiPhoneだと考えている。ステフェンソン氏はまた、ベライゾンのHSPA+ネットワークが、おそらく3Gのみになるであろう競合他社のiPhoneよりも「はるかに高速なネットワーク性能」を提供していると指摘した。
しかしスティーブンソン氏は、第3のプラットフォームの登場により、通信事業者がAppleとAndroidのどちらかに選択肢を与えられると予測している。同氏はMicrosoftのWindows Phoneを「重要かつ意義深いプレイヤー」と評し、苦境に立たされているRIMも依然として「生き残れる」と評価した。