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Appleは水曜日に新型iPadの発表を急ぐあまり、新型Apple TVの詳細を慌ただしく発表し、iCloudからApple TVやiOSデバイスに映画を直接ストリーミングできる新機能についてはほとんど触れませんでした。この新機能の素晴らしい点は、iTunesで購入していない映画でも利用できることです。iTunesデジタルコピーです。
映画用のiTunes in the Cloudは、iTunes Matchと同様に、ライブラリをスキャンして映画を検索します。映画全体をiCloudにアップロードするのではなく、AppleのiTunesコピーをApple TVに直接無料でストリーミング配信します。現在、ほとんどのDVDやBlu-rayには、iTunesにインポートできるボーナスのiTunesデジタルコピーディスクが付属しており、ユーザーはMacで映画を視聴できます。Appleは、この方法でビデオファイルの正当性を検証しているようです。
Tech of the Hub の記事で Gabe Gagliano 氏は次のような発見をしました。
2009年リリースの『スター・トレック』のブルーレイ版を購入しました。デジタルコピーが付属していました。以前のApple TVソフトウェアのバージョンでは、iTunesのホームシェアリングを使ってiMacからストリーミング再生できました(iTunesが起動している必要がありました)。しかし、今はAppleのクラウドから直接ストリーミング再生できます。購入したタイトルの下に『スター・トレック』が表示され、iCloudアイコンも表示されます。まるで音楽版のiTunes Matchみたいですね!
Appleの映画向けiTunes in the Cloudサービスは、音楽向けiTunes Matchほどの高度な機能を備えていません。なぜなら、ビデオファイルは一切取得しないからです。正規のiTunesデジタルコピーが見つかるまでは、iCloudの映画に追加されません。つまり、ハードドライブに保存されている海賊版映画はiCloud経由でストリーミング再生できないということです。また、この機能はiTunes Storeで配信されている映画に限定されています。しかし、ユーザーにとっては非常に便利な機能であり、OS X 10.8でAirPlayビデオストリーミング機能が追加される予定なので、Apple TVはようやく一般ユーザーにも受け入れられ始めると言えるでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=VMn3yMrU7ps&hd=1
[Wired経由]