なぜアナリストたちはAppleの将来についてこれほど悲観的なのか?

なぜアナリストたちはAppleの将来についてこれほど悲観的なのか?

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なぜアナリストたちはAppleの将来についてこれほど悲観的なのか?
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写真提供:ラルサ - http://flic.kr/p/4GdViG
写真提供:ラルサ - http://flic.kr/p/4GdViG

ウォール街のアナリストは奇妙な一面を持つ。Appleは人気急上昇中のマストハブ製品を生み出す企業と目されているが、カリフォルニア州クパティーノに拠点を置くこのテック界の巨人について語るアナリストの多くは、同社の将来については全く冷淡な見方をしている。月曜日、あるアナリストは、Appleの株価が2%下落すると予測する悲観論者は、株価が上昇し、iPhoneが売れない別の世界に生きているに違いないと述べた。


バーンスタインのアナリスト、トニ・サコナギ氏は投資家に対し、マイナス2%の成長を達成するには、今後3年間でiPhoneの市場シェアを75%減少させる必要があると述べた。つまり、2012年から2015年にかけて販売が見込まれる1億1600万台の大半をAppleが売却することになる。しかし、サコナギ氏は、もう一つ奇妙な可能性もあると述べた。

史上最も利益率の高いテクノロジー企業の一つであるアップルは、2015年までに総粗利益率を41.3%から30.9%に引き下げる可能性がある。あるいは、iPhone販売による利益だけでも2,000ポイント急落する可能性もあるとアナリストは予測している。

しかし、どちらのシナリオも現実にはほど遠いとサコナギ氏は指摘する。

「Appleのバリュエーションが私たちにとって真に驚くべきものであるのは、iPhoneとiPadが長期的な追い風にさらされている点だ。iPhoneとiPadは、昨年の売上高成長率の87%、そして推定91%の利益を牽引した。つまり、Appleの主要製品はどちらも非常に収益性が高く、需要も依然として高いということだ」とアナリストは述べている。

ウォール街のアナリストは変わった人たちかもしれない。