Appleの専門家:供給ではなく需要に焦点を当てる

Appleの専門家:供給ではなく需要に焦点を当てる

  • Oligur
  • 0
  • vyzf
Appleの専門家:供給ではなく需要に焦点を当てる
  • ニュース
アップルマザーシップ

アナリストが供給減速の可能性を懸念してアップル株の投資判断を引き下げたことを受け、著名なアップルウォッチャーの一人は、誤った要因に注目することへの警鐘を鳴らした。「供給サイドへの懸念に基づく判断は投資家を誤った方向に導いてきたが、アップル製品への需要は引き続き増加している」と、パイパー・ジャフレーのジーン・マンスター氏は木曜日の朝、投資家らに語った。

日本経済の復興支援活動により、一部の主要部品メーカーが一時的に操業を停止しているものの、アップル製品への堅調な需要と、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社が既に締結している部品確保のための契約により、影響は軽減されるだろう。「これにより株価は上昇するはずだ」とマンスター氏は述べた。

同氏は、「iPhone 4やiPad 2など、Appleの主要製品の一部で部品の供給が6月四半期まで遅れる」と指摘した。潜在的な懸念材料としては、ビスマレイミド・トリアジン樹脂(BT樹脂とも呼ばれる)を製造する三菱ガス化学が、被害状況の調査が完了するまで生産を停止する。Appleが大量に使用するNAND型フラッシュメモリの40%を生産する東芝も生産を停止する。

マンスター氏は、JMP証券のアナリスト、アレックス・グアナ氏が水曜日に発表した、アップルのサプライヤーであるフォックスコンの減速とアップルの供給問題の可能性を示唆するレポートを反駁した。グアナ氏のレポートは、2010年10月以来となる格下げを受け、アップルの株価は下落したが、木曜日の朝には持ち直した。

[バロンズ]