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写真:Ste Smith/Cult of Mac
開発者にアプリ内サブスクリプションの利用を促す Apple の取り組みは今週も継続され、開発者ポータルに新しいビデオが公開されました。
「Developer Insights」では、継続課金型のサブスクリプションモデルのメリットを強調し、既にサブスクリプションモデルを活用しているアプリ開発者の体験談を紹介しています。Appleはすでに開発者とのミーティングを開催し、単発課金モデルは衰退しつつあると警告しています。
MacやiOSの優れたアプリやゲームの多くは有料です。それが世の中の常識です。長年、開発者は自社製品へのアクセスに対して一括前払い料金を請求してきました。また、アプリ内課金で追加機能をアンロックできる無料ダウンロードを提供する開発者もいました。
しかし近年、サブスクリプションが主流になりつつあります。多くのアプリは無料でダウンロードできますが、無制限にアクセスするには、少額の継続的な料金を支払う必要があります。Appleは、より多くの開発者にこのアプローチを採用してもらいたいと考えています。
Appleのサブスクリプション推進
Appleは新しい動画で、Dropbox、Bumble、Elevateといった企業の開発者を招き、サブスクリプションモデルのメリットを強調しています。無料トライアルによるユーザー獲得、アプリ収益の予測、より効果的な投資によるサービス改善などが含まれます。
「ユーザーにとっての価値は、ある時点でただ一つのものを購入するのではなく、実際には進化し続けるものを購入するということです」と、Elevate の成長担当ディレクター、ジェシー・ジャーミナリオ氏は言います。
「サブスクリプション モデルを導入することで、収益がどれくらいになるかを予測することができ、その結果、その収益をコンテンツやアプリ エクスペリエンスに再投資できるようになります」と、Calm のエンジニアリング担当副社長 Tyler Sheaffer 氏は付け加えます。
アップルの勝利
もちろん、サブスクリプションのもうひとつの大きなメリットは、開発者が長期にわたって安定した収入を得られること、そして Apple が 30 パーセントの手数料を一度だけではなくサブスクリプションが再開されるたびに請求できることです。
Appleが開発者にサブスクリプションモデルの利用を推奨するのも当然だ。最近の報道によると、同社は多くの開発者と秘密裏に会合を開き、前払い料金ではなくサブスクリプションモデルの利用を促したという。
アプリのサブスクリプションに関する Developer Insights ビデオを、Apple の開発者ポータルから視聴できます。