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写真:Gage Skidmore/Flickr CC
世界最大の携帯電話ネットワーク事業者は、米国での事業を禁止される可能性が高い。
連邦通信委員会の最新の提案によると、中国本土で9億人以上の加入者を抱える中国移動は、米国でのサービス提供を阻止された。
FCCのアジット・パイ委員長は本日、ホワイトハウスの指示の下、この禁止措置を提案した。この措置はFCCの次回会合で承認される必要があるが、大きな抵抗はなさそうだ。
中国移動の禁止
「我が国の通信ネットワークの安全確保は国家安全保障にとって極めて重要です」とパイ氏は声明で述べた。「他の連邦機関からの情報を含め、本手続きにおける証拠を検討した結果、チャイナ・モバイルによる我が国における通信サービス提供の申請は、国家安全保障および法執行上の重大かつ深刻なリスクをもたらすことは明らかです。したがって、これを承認することは公益にかなうとは考えられません。」
中国移動は中国政府が所有する企業です。英国とパキスタンにも小規模な拠点がありますが、事業展開は主に中国国内に限られています。米国における中国移動の禁止は、中国のハイテク企業によるスパイ活動への懸念が高まっている中で行われました。ファーウェイは5G技術の市場拡大を推進していますが、一部の国で抵抗に遭っています。
他の委員がパイ氏と同じようにチャイナ・モバイルについて考えているかどうかは不明だ。チャイナ・モバイルは2011年に米国顧客へのモバイルサービス提供を申請していた。しかし、FCCは5月9日に開催される次回の公開会議で採決を行う予定であり、長い審査プロセスは無駄になる可能性もある。