RIM の PlayBook が LTE 承認を取得 – 誰も気にしていないのでしょうか?

RIM の PlayBook が LTE 承認を取得 – 誰も気にしていないのでしょうか?

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RIM の PlayBook が LTE 承認を取得 – 誰も気にしていないのでしょうか?
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RIM、LTE PlayBookでFCCの承認を取得
RIM、LTE PlayBookでFCCの承認を取得

先週末、RIMはBlackBerry PlayBookタブレットのLTEモデルの出荷についてFCCの承認を取得しました。これは全くの驚きではありません。RIMは昨年、タブレットの出荷開始時に4G対応PlayBookオプションの計画を発表していました。このデバイスの米国主要通信事業者としてSprintが候補に挙がっており、SprintのWiMaxネットワークで運用される予定でした。しかし、最初のWi-Fi PlayBookが出荷された後(そしてレビューが芳しくなかったため)、Sprintはその計画を中止すると発表しました。

WiMAX計画の終焉後、RIMはLTEモデルの開発に取り組むと発表しましたが、具体的な出荷時期については明らかにしませんでした。最近、RIMのCEOであるThorsten Heins氏は、オーランドで開催されたBlackBerry Worldの参加者に対し、LTEモデルを開発中で、今年後半に出荷予定であると述べました。

All Things D によると、FCC 承認の詳細は、デバイス内の主要なアンテナ (Wi-Fi (特に驚くことではありません)、LTE、Bluetooth および NFC 用の短距離アンテナなど) について言及されている以外は、ほぼ機密にされているとのことです。

北米以外での LTE 接続についてはまだ発表されていません。現在、LTE iPad は米国とカナダの LTE ネットワークにのみ接続できます。

これはRIM側の進歩の兆候と言えるでしょう。少なくとも、同社は現在の接続ニーズと機能に対応すべく取り組んでいます。一方で、PlayBook発売当初のRIMの消費者志向と、メールやカレンダー機能などのエンタープライズ向け機能の欠如は、RIMのコアビジネスをAppleに丸ごと譲り渡すようなものでした。

LTEが最終的にRIMの競争力強化に役立つかどうかは不明です。同社は依然としてApple(そしてAmazonやBarnes & Nobleを含むAndroidタブレットメーカー)に追いつこうと奮闘しています。RIMにとってLTEを競争優位性に変える最大のチャンスは、iPadが現在4G/LTE市場で競争できていない北米以外の市場への進出にあるでしょう。

結局のところ、iPad と比べて PlayBook の出荷数が極めて少ないことを考えると (3 月の新しい iPad 発売週末に Apple が販売した iPad の数は、RIM が過去 1 年間に出荷した数を上回っています)、熱心な BlackBerry ファン以外に LTE PlayBook の可能性に過度に興奮する人がいるとは考えにくいでしょう。

出典: All Things D

画像: RIM