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ブルームバーグの報道によると、ロシアのAppleファンは新しいiPhoneやMacを購入できなくなった。同社はルーブルの「極端な」変動により、同国での販売を全面的に停止した。

今朝、ロシアのオンラインストアからすべてのApple製品が一時的に撤去されたが、Appleはいつ再開するかについては明らかにしていない。

「ロシアのオンラインストアは現在、価格見直しのためご利用いただけません」と、カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社の広報担当者アラン・ヘリー氏は本日、電子メールで声明を発表した。「お客様にはご不便をおかけしたことをお詫び申し上げます。」

ロシアの通貨ルーブルはここ数ヶ月、非常に不安定な動きを見せています。ルーブルは本日だけで最大19%下落し、現在は1ドルあたり80ルーブルを下回っています。

Appleはロシアに実店舗を構えておらず、昨年からオンラインでの製品販売を開始したばかりです。ルーブルの変動に対応するため、Appleはロシア国内でのiPhone 6の価格を25%引き上げましたが、現在店頭を訪れると「We'll be back（また戻ってきます）」というメッセージが出迎えてくれます。

投資家は、ロシアの財政難が他の発展途上国を巻き込み、世界経済の減速につながるのではないかと懸念している。アップルの直近の決算説明会で、CFOのルカ・マエストリ氏はアナリストに対し、米ドル高は今のところ業績に影響を与えていないものの、年末商戦に向けて「大きな逆風になりつつある」と述べた。

出典：ブルームバーグ