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写真:Recode/Facebook
イーロン・マスク氏は、Apple製品がかつてのように「人々を驚かせる」ことはないと考えている。
テスラとスペースXのCEOであるマスク氏は、 Recodeのカラ・スウィッシャー氏との1時間にわたるインタビューの中で、同社に対する自身の考えを簡潔に語った。マスク氏は今でもiPhoneを使用していると述べつつも、Appleの最もエキサイティングな時代はこれから先にあるかもしれないと考えているようだ。
「本当に幸せになれるような製品はそう多くありません」とマスク氏は語った。「Appleは長年そうしてきましたし、もちろん今でもAppleのスマートフォンは素晴らしいと思っています。…今でもiPhoneなどを使っていますが、Appleはかつて本当に人々を驚かせるような製品を世に送り出していましたよね?Appleは今でも素晴らしい製品を作っていますが、そういう製品は少なくなっています」
その後マスク氏は、ファンが「iPhone 11を求めて店に駆け込む」ことはないかもしれないと示唆し、iPhone 11はテスラが現在製造している自動車ほど刺激的なものではないと述べた。
アップル対イーロン
マスク氏は、世界を変える野心を持つCEOとして、しばしばスティーブ・ジョブズ氏に例えられてきました。また、特にアップルが自動車市場への参入に関心を示している今、専門家たちはテスラの買収はアップルにとって良い選択肢になるだろうと示唆する声も上がっています。
こうした競争の激化が影響しているのかもしれないが、マスク氏はインタビューでアップルを厳しく批判することがある。以前のインタビューでは、アップルを「テスラの墓場」と呼んだ。「テスラで成功できなかったら、アップルで働け」と彼は言った。「冗談じゃない」。また、アップルカーの登場は遅すぎて大きな変化は期待できないと示唆した。
マスク氏はスティーブ・ジョブズ氏を「ちょっと嫌な奴」と評したことがあり、彼自身もスティーブ氏に会った多くの人々が同様の意見を持っていたと示唆している。しかし、同インタビューで彼はこの発言を撤回し、「(アップルの)件については何も言わない方がいい。敵意を煽っても何も良いことはないってことだ。アップルに媚びへつらおうとかそういうことではなく、敵意を煽りたくないんだ」と述べた。
出典: Recode