
アーサー・フィリップスの最新小説では、iPod は「『夏の夜の夢』のパックと同じくらい重要な役割を果たしている」。
「The Song is You」では、40代半ばでテレビCMディレクターを務めるジュリアン・ドナヒューが、かつては浮気者で妻と別れ、「冷淡な独身の地、離婚主義者」と呼ぶこの国で漂流している様子が描かれている。音楽は、彼の唯一生き残った欲望の中心にある。この欲求は、確かに、ある意味ではノスタルジックなものでもある。というのも、ジュリアンは15歳でウォークマンが発売されて以来、「日々のサウンドトラック」を作り続けているからだ。
Amazonの「本の中を検索」機能でちょっと調べてみたら、iPodの名前が41件も出てきました。特に読もうという気にはなれませんが、フィリップスの『プラハ』は大好きです。ブダペストを舞台に、もっと活気のある場所、つまりプラハに居るべきなのに、という思いに苛まれる、自己陶酔的な20代の外国人駐在員たちの物語です。この小説にiPodが登場するのは、単なるプロダクトプレイスメントのように思えます…
サロン経由
CCライセンスで使用されている画像。myuibeに感謝。