トリップアドバイザーアプリが中国のApp Storeから削除される

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CNN の報道によると、中国政府はインターネットを「浄化」する取り組みの一環として、Apple が中国の App Store からトリップアドバイザーアプリを削除したという。

何らかの理由で政府の規制に抵触したトリップアドバイザーアプリは、違法と判断された105個のアプリの1つでした。トリップアドバイザーアプリは主にホテルのレビューを掲載しているため、削除されたことは少々意外に思えます。しかし、中国版App Storeから削除されたアプリは、これが初めてではありません。

CNNによると、このアプリクリーンアップキャンペーンは、中国の法律に違反するアプリを排除することを目的としているとのことです。これらのアプリには、わいせつ、ポルノ、売春、暴力、詐欺、賭博といった違法行為に関わるアプリが含まれます（もしかしたら、ホテルの朝食のレビューも含まれるかもしれません）。

「中国サイバースペース管理局は、モバイルアプリの情報サービスに対する監督と検査を強化し、違法なモバイルアプリとアプリストアを速やかに排除し、クリーンなサイバースペースの構築に努める」と、この決定を行った機関は声明で述べた。

中国のApp Store取り締まり

Appleが中国のApp Storeからアプリを削除せざるを得なくなったのは、今回が初めてではありません。2017年には、Appleは中国のApp StoreからSkypeを削除せざるを得ませんでした。2018年夏には、中国の法律に違反したとして、2万5000本ものアプリを削除しました。これらのアプリの多くはギャンブル関連でした。同年後半には、Appleはさらに数百本のアプリを削除しました。

おそらく最も物議を醸したのは、Appleが香港のデモ参加者が使用していた「Hkmap Live」というアプリを削除したことだ。このアプリは、Telegramグループからの報告を利用して、警察とデモ参加者の居場所を追跡していた。

Appleにとって、この状況は乗り越えるのが難しい。同社は中国で膨大な事業を展開しており、自らも理想的とは言えない多くの規則に従わざるを得ない状況にある（例えば、中国政府から輸入前に製品のネットワーク安全性評価を実施するよう要求されており、それを受け入れざるを得なかった）。もしAppleが中国の法律を遵守しなかったり、特定のアプリの削除を要求されたりすれば、Apple自身も大きな罰則を受ける可能性がある。

トリップアドバイザーアプリは中国国外でも利用可能です。ダウンロードして、それがもたらす潜在的な道徳的リスクを理解してみたい方は、ぜひお試しください。

出典：CNN