AMD、元Appleのグラフィックス専門家を採用

AMD、元Appleのグラフィックス専門家を採用

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AMD、元Appleのグラフィックス専門家を採用
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PCチップメーカーとして永遠の弱小企業であるAMDは、モバイル時代に苦戦を強いられている。株価は暴落し、前四半期の売上高は10億9000万ドルだったのに、損失は1億4600万ドルに上った。AMDが生き残りたいのであれば、モバイル市場で一石を投じる方法を早急に見つけ出す必要がある。

過去1年間、AMDがこの脅威を真剣に受け止めている兆候がいくつか見られました。昨年8月、Appleのモバイルプラットフォームアーキテクチャグループの元ディレクターであるジム・ケラー氏がAMDに誘われ、Appleの元ハードウェア責任者であるマーク・ペーパーマスター氏に直属することになりました。報道によると、ケラー氏はAMDで高性能かつ低消費電力のプロセッサコアの開発に注力していたとのことです。

AMDはモバイル部門のさらなる強化を目指しているようだ。AMDがAppleのグラフィックスアーキテクチャ担当ディレクター、ラジャ・コドゥリ氏を引き抜いたとの報道が出ている。

CNET は、AMD が近々この採用について報告する予定であると報じている。

ところで、Koduri とは一体何者なのでしょうか? 彼はグラフィックス アーキテクチャの専門家で、Apple で 4 年間の勤務を終えて、ついに戻ってくる予定です。

コドゥリ氏は、2009年4月にAMDからAppleに入社しました。これは、Appleが自社製チップ事業の構築を推進する中でのことでした。Appleは、スマートフォンやタブレット向けのプロセッサ設計をIntelなどのパートナーに頼るのではなく、モバイルデバイス向けの自社チップの開発に着手しました。

コドゥリ氏は、AMDによるATIテクノロジーズ買収以前、同社で先端技術開発担当ディレクターを務めていました。LinkedInのページによると、2009年4月にAMDを退職した時点では、コドゥリ氏はAMDのグラフィックス製品グループの最高技術責任者を務めていました。

AMDは早急に事業を立て直す必要がある。IntelはPCとサーバー市場を独占しているものの、モバイル分野では目立った成功を収めることができていない。AMDが魅力的なモバイル対応チップを独自開発できれば、Intelが失敗した分野で成功を収められる可能性もあるが、道のりは容易ではないだろう。しかし、AMDは適切な人材を採用しているようだ。これは評価に値する。

出典:CNET