アップルは中国でまたもや障害に遭遇した

アップルは中国でまたもや障害に遭遇した

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アップルは中国でまたもや障害に遭遇した
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iPhone 6s
Appleはライバル会社のデザイン特許を侵害したとして告発されている。
写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac

アップルは中国で新たな挫折を経験した。裁判所が同社が中国のスマートフォンメーカーのデザイン特許を侵害したと判決し、その結果北京でのiPhoneの販売を停止せざるを得なくなるかもしれないというのだ。

北京知的財産局は、iPhone 6と6 Plusのデザインが、中国のスマートフォン販売ブームで利益を上げようとしている多数のOEMメーカーの1つである深セン百利の100Cスマートフォンに特許侵害的に近いと主張している。

「AppleのiPhone 6とiPhone 6 Plusは、Bailiの100Cとは若干の違いがある」と判決文には記されている。「しかしながら、その違いはごくわずかで、平均的な消費者には気付かれないほどであるため、本件は特許権保護の範疇に該当する。」

違いを見つけてください。
違いを見つけよう。
写真:100C

アップルはこの訴訟についてはコメントしていないが、北京高級人民法院および最高人民法院に上訴することで販売禁止に対抗する選択肢はある。

前述の通り、これはAppleが中国で受けた最初の打撃ではない。5月初旬、中国の裁判所は、革製ハンドバッグ、財布、ハンドバッグ、スマートフォンケースなどの製品に「iPhone」という名称を使用している企業をめぐる訴訟の後、Appleが中国における「iPhone」の名称の独占権を失っているとの判決を下した。

その前の月、中国政府はAppleに対し、同国でのiBooks StoreとiTunes Moviesのサービス提供開始からわずか6か月後の時点で、これらのサービスの閉鎖を強制した。

さらに昨年、アップルは中国政府の要求を受け入れざるを得なくなり、すべてのアップル製品を中国に輸入する前にネットワークの安全性評価を実施するよう要求された。また、アップル製品は政府承認購入リストから外され、中国製製品が優先された。

ティム・クック氏は、この間ずっと、Apple は中国への投資を加速させると主張し続けてきた (そして、同規模の他の発展途上市場では、近いうちに同様の ROI が得られる可能性は低いため、Apple には選択の余地がないのかもしれない!) が、今回の最新の挫折は、さらに追い打ちをかけるものとなった。

出典:ブルームバーグ