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画像クレジット:マイク・セイガフューズ。許可を得て使用。
マイクロソフトは今週、Windows 版 PowerPoint の脆弱性を修正するセキュリティ パッチをリリースする一方で、OS X のパッチが 6 月に完了するまで Mac ユーザーは危険にさらされ続けると発表したことで、PC 業界のセキュリティ専門家から非難された。
「マイクロソフトは『責任ある情報開示』について最も声高に訴えている大企業の一つだ」と、SANS研究所インターネット・ストーム・センター(ISC)のセキュリティアナリスト、スワ・フランツェン氏は火曜日遅くのISCブログへの投稿で述べた。「しかし、この方針は両刃の剣だ。自分自身がルールに従うだけでなく、関係者全員にルールを遵守するよう要求する必要がある」と付け加えた。
フランツェン氏は、WindowsメーカーであるMicrosoftが水曜日に、Office for Mac 2004とOffice for Mac 2008に未修正の脆弱性が3つ存在すると公表し、さらにWindowsにおける同じバグに関する情報も公開したことで、責任ある情報開示に関する周知のベストプラクティスを無視したと主張した。フランツェン氏は、これらの組み合わせは、ハッカーがMacを標的としたエクスプロイトを作成するために利用される可能性があると述べた。
Computerworldの記事によると、ガートナー社と nCircle 社のアナリストらはこの論争に関してさまざまな立場を取っており、マイクロソフト社自身も Windows パッチとともに発表した声明以上のコメントはしていない。
一部の人にとってより大きな疑問は、なぜ Mac ユーザーが Keynote ではなく PowerPoint を使用するのかということだが、これはまた別の議論だ。