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写真:Apple
新たな報道によると、クパチーノがハリウッドとゆっくりと交渉した結果、アップルはコメディアンのクリス・ロックとiTunes映画の独占契約を結ぶ寸前だったという。
Appleは自社オリジナル動画コンテンツの制作に関心を示している。ジェームズ・コーデンのテレビ番組「カープール・カラオケ」の権利を買収したほか、Netflixで配信されているような映画の制作にも多少の関心を示しているようだ。
[contextly_auto_sidebar] The Informationによると、Appleはロックの代理人と会談した後、最終的に交渉から撤退したという。ビデオ契約に関する協議は結局進展しなかった。ロックはその後、Netflixと2本のスタンドアップ・スペシャルで4000万ドルの契約を結んだ。
Appleでは現在、他にも数多くのビデオプロジェクトが進行中です。同社は現在、初の脚本付きシリーズ「Vital Signs 」を制作中です。この番組はドクター・ドレーが主演し、彼の人生をベースにした内容となります。また、Appleはジェシカ・アルバ、グウィニス・パルトロウ、ウィル・アイ・アムが出演するリアリティ番組「Planet of the Apps 」も制作中です。
アップル、ハリウッドに接近
クリス・ロックとの契約は実現しなかったものの、Appleはマイケル・ムーア監督の最新作『トランプランド』をiTunes独占配信することに成功した。この契約は、Appleが制作の初期段階からムーア監督と交渉を開始したことがきっかけとなったと言われている。
「アップルは、iTunesのホームページで目立つように宣伝する代わりに、他のオンラインビデオサービスよりも早くiTunesで『トランプランド』を提供する権利を獲得した」とThe Informationは報じている。
Appleから事前にプロモーションの約束を得るだけで、映画制作の資金を調達できると言われている。確かにいくつかのプロジェクトを引きつけるには十分かもしれないが、Netflix、HBO、Amazonビデオなどが制作するオリジナルコンテンツに真に匹敵するような作品をAppleはまだ制作していない。
アップルのメディア責任者であるエディ・キュー氏は最近のインタビューで、同社は今後もオリジナル番組の制作に前向きだと述べた。しかし、アップルはテレビ番組の制作を事業としているわけではなく、単に合理性があるパートナーシップを検討しているだけだと強調した。