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写真:Bubba73/Wikipedia
Apple と General Electric (GE) は提携し、iOS アプリが GE の産業用 IoT プラットフォームである Predix の予測データと分析を活用できるようにしています。
「GEは、航空、製造、ヘルスケア、エネルギーといった分野において、産業界全体にわたって豊かなイノベーションの歴史を持つ理想的なパートナーです」と、Apple CEOのティム・クック氏は述べています。「AppleとGEは、GEのPredixプラットフォームとiPhoneおよびiPadのパワーとシンプルさを組み合わせることで、産業界の仕組みを根本的に変えていきます。」
Predix SDK(ソフトウェア開発キット)は10月26日にリリースされます。企業における活用例としては、風力タービンなどの設備に潜在的な問題が発生した場合に作業員のiPhoneに通知し、遠隔地のチームと連携しながら点検や修理を行い、関連データを収集できるアプリの開発などが挙げられます。
「これらの産業用アプリは情報ループをより迅速に完了させ、最終的にはコスト削減を促進し、計画外のダウンタイムを最小限に抑えます」とプレスリリースには記されています。GEは独自のiOSアプリも開発するとともに、iPhone、iPad、MacなどのApple製品を使用するよう社内標準化を進めていく予定です。
サービスの重要性
Appleが業界大手と提携してアプリを開発するのは今回が初めてではない。2014年には、Appleとかつてのライバル関係にあったIBMが提携を発表し、資産運用アドバイザーから客室乗務員、救急隊員、看護師、小売バイヤーまで、14の業界と65の専門職を網羅する100のエンタープライズアプリ開発を目標としていた。
ティム・クックのリーダーシップの下、サービスはAppleの事業においてより大きな割合を占めるようになりました。サービスはAppleにとって非常に重要な収益源となったため、Appleは8月に公式の事業概要を変更し、サービス事業を網羅しました。昨年、Appleのサービス事業は、iPad、Mac、Apple Watchの個別事業よりも大きな収益を上げました。
興味深いことに、1996年にゼネラル・エレクトリックはわずか20億ドルでアップルを買収することを一時検討した。当時のCEOマイケル・スピンドラーは、それが当時苦境に陥っていたテクノロジー大手を救えると確信していた。
出典:アップル