ケイト・ウィンスレットは「スティーブ・ジョブズの映画はスティーブ・ジョブズについてのものではない」と語る

ケイト・ウィンスレットは「スティーブ・ジョブズの映画はスティーブ・ジョブズについてのものではない」と語る

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ケイト・ウィンスレットは「スティーブ・ジョブズの映画はスティーブ・ジョブズについてのものではない」と語る
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Kate Winslet (left) plays Joanna Hoffman (right) in Steve Jobs.
ウィンスレットは、Macの伝説的なマーケティングの達人である彼は、スティーブ・ジョブズから何も必要としなかった数少ない人物の一人だったと語る。
写真:ケイト・ウィンスレット/ジョアンナ・ホフマン

スティーブ・ジョブズの映画は実際にはスティーブ・ジョブズについてのものではない、と近日公開予定の映画で伝説のマッキントッシュのマーケティング責任者ジョアンナ・ホフマンを演じる女優ケイト・ウィンスレットは主張している。

新たなインタビューで、ウィンスレットはこの映画について語り、それは一人の男が世界を良くも悪くも変えることができる能力について描いたものだと語る。

「ソーキンは、この映画をスティーブ・ジョブズについてではなく、ほぼ完全に描いている」とウィンスレットは言う。「この映画は、あの男がいかにして、今日の私たちの生き方、そして人間としてのあり方を100%決定してきたかを描いている。この映画は私たち全員について、84年や88年、98年ではなく、今日の私たち全員について描いている。つまり、私たち全員、つまり私たちがどのように機能しているかを見てほしい。今の幼児を見れば、どんなスクリーンでも手に取って、ボタンを押すのではなく、スワイプする。恐ろしいことだが、ある意味異常なことだ。それがスティーブ・ジョブズだ。小さな子供を持つ親として、これは恐ろしいことだ」

ウィンスレットのインタビューには、映画の制作の波乱に満ちた経緯(「最初はデヴィッド・フィンチャーが監督を務め、次にレオナルド・ディカプリオ、その次はクリスチャン・ベール、そしてダニーとマイケル、そしてソニーの裏方など」)や、ウィンスレット自身がこの役の第二候補だったという事実(ホフマン役は当初ナタリー・ポートマンにオファーされていた可能性もある)など、興味深い洞察もいくつか含まれている。

ウィンスレットはまた、私にとってはアーロン・ソーキン監督作品の大きな懸念事項の一つである、複雑なトラッキングショットの一つを台無しにしてしまうことについても語っている。

「絶対にやりたくないだろうね。でも、まだ全部覚えてるよ。全部。明日舞台でやらなきゃいけないとしても、セリフはきっと覚えてるよ。ところで、ソーキンのセリフって、一言でも抜けると、全部が崩れて、ただのつまらないものになっちゃうんだ」

最後にウィンスレットは、本物のジョアンナ・ホフマンと多くの時間を過ごしたことを明かし、彼女についての興味深い洞察を披露した。

「スティーブの人生におけるホフマンのユニークな点は、彼女が彼に何も求めていなかったことです。彼女はただ、彼が最高の自分になることを望んでいました。そして、それが彼らの関係を他の同僚との関係とは真に区別していたのです。」

スティーブ・ジョブズ主演映画を楽しみにしているなら、このインタビュー全編はぜひ読んでみてください。個人的には、聞けば聞くほど興味が湧きます。ソーキン監督の 『ソーシャル・ネットワーク』は素晴らしいと思いましたが、この映画のすべてが、独特のリハーサルプロセスに至るまで、まさに演技のマスタークラスを体験させてくれるような気がします。

スティーブ・ジョブズにワクワクしていますか?ぜひ下のコメント欄にご意見をお寄せください。

出典:Vulture