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写真:キリアン・ベル/Cult of Mac
Appleは早ければ2025年にもQualcomm製モデムから撤退する可能性がある。報道によると、同社は来年発売予定の2つのiPhoneに自社製5Gモデムを搭載する計画だという。
同社の自社製ベースバンドはiPhone SE 4でデビューし、噂によると2025年第1四半期に発売される予定だ。iPhone 17「スリム」も同年第3四半期に続く予定だ。
アップルはクアルコムの5Gモデムの使用を停止したいと考えている
報道によると、Appleは自社製5Gモデムの開発に数十億ドルを費やしてきたものの、成果はほとんど上がっていない。2019年には、開発を先行させるため、Intelの5Gモデム事業を10億ドルで買収した。しかし、この買収は裏目に出たと報じられており、AppleのエンジニアたちはIntelのコードに問題を抱えている。問題の解決を試みることで、他の機能にも不具合が生じているようだ。
2022年6月、TFインターナショナル証券のアナリスト、ミンチー氏は、Appleの5Gモデム開発の取り組みが失敗に終わったと主張しました。そのため、同社は当面の間、自社デバイスにQualcommのベースバンドを採用し続けるでしょう。しかしその後、Appleの自社製チップが2025年にデバイスに搭載される可能性があるという噂が流れています。
7月24日にXに投稿された記事で、アナリストはAppleが2025年に2つのiPhoneモデルに5Gチップを搭載すると主張している。このチップは2025年春にiPhone SE 4に搭載され、その後同年後半にiPhone 17 Slimに搭載される予定だ。後者は来年、Plusモデルに取って代わり、同社のラインナップに新たに加わることになるようだ。
Appleの5Gモデム開発は問題だらけ
Appleは現在、自社デバイス向け5Gチップをクアルコムから調達している。今年初め、同社はサンディエゴのチップメーカーであるクアルコムとのモデムライセンス契約を2027年3月まで延長した。
Appleの5Gモデム開発の波乱万丈な道のりを考えると、同社が土壇場で行き詰まり、来年も再びQualcommのモデムに頼らざるを得なくなる可能性は十分にあります。たとえQualcommのモデムが発売されたとしても、そのチップの性能はQualcommのモデムほど優れていないかもしれません。
ベースバンドの他に、Apple はカスタム Wi-Fi および Bluetooth チップも開発中であると報じられています。