- ニュース

Memoir Tree は、幼稚園にいる間に子供が言ったおかしな言葉や、戦争の話をするときの祖父の表情など、思い出に残る瞬間を捉える新しい口述歴史です。
iPhone の日記やジャーナル アプリは、サミュエル ピープスの日々の出来事を綴ったページよりも多く存在するかもしれませんが、Memoir Tree の開発者たちは、iPhone、iPod Touch、iPad アプリが学校、老人ホーム、博物館、イベントなどで記録用アプリとなることを望んでいます。

仕組みはこうです。家族の思い出を、パスワードで保護された専用のユーザーページに保管したり、ウェブサイトで公開されているマティーニを片手に語り合う「Tales of the Real Mad Men」のように、ある時代の集合的記憶の一部として公開したりできます。フリーミアムモデルでは、ユーザーに1時間分の音声と写真のストレージが無料で提供されます。
「このアプリは、12歳の子どもが70歳の隣人にインタビューしたり、その逆も同じように簡単にできるように設計されています」と、Memoir Treeのチーフストーリーテラーであるアリソン・ビング氏は語る。(正直に言うと、私はビング氏とエスプレッソを何杯か飲んだことがある。私たちには共通の友人がいるのだ。)
ビングはジャーナリストであり、ロンリープラネットのガイドブックの著者でもあります。また、ハウツー自伝も執筆しています。彼女はチームメンバーと共に、すでにオンラインで公開されているイベント関連のストーリーをいくつかまとめています。
家族は、5人の社員を抱えるサンフランシスコのスタートアップ企業の中心です。共同創業者兼CEOのジェド・ラウ氏は、祖母の冒険に満ちた人生の物語を記録する方法を探していたため、2011年にMerakiのプロダクトマネージャーの仕事を辞め、Memoir Treeの開発に携わりました。
クリエイティブな5人組は、家族の物語の中には、自分だけに留めておきたいものがあることを理解しています。アプリのプライバシーが最近注目されている中、Bingはアプリが個人データを収集しないことを強調しています。例えば、野球に関するストーリーを録画しても、野球の記念品の広告は表示されません。彼らのビジネスモデルは、企業や組織ユーザーへのサブスクリプション販売に重点を置いています。
Memoir Tree をチェックしたら、ぜひ感想をお聞かせください。