アップル、ティム・クック氏ストーカー容疑者に対し一時的な接近禁止命令を取得

アップル、ティム・クック氏ストーカー容疑者に対し一時的な接近禁止命令を取得

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アップル、ティム・クック氏ストーカー容疑者に対し一時的な接近禁止命令を取得
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Appleはティム・クックの確かなリーダーシップのもと、飛躍を続けている。
ストーカー容疑者がティム・クック氏の自宅に複数回現れたと報じられている。
写真:Apple

サンフランシスコ・ベイエリアの裁判所は金曜日、ティム・クックCEOの妻を名乗り、同CEOを脅迫した女性に対し、アップルに対し一時的な接近禁止命令を下した。この女性は、カリフォルニア州パロアルトにあるクックCEOの自宅に不法侵入した疑いもある。

45歳の女性は2020年後半からクック氏についてツイートし始め、彼を「ベッドマン」などと呼んでいた。また、複数回クック氏にメールを送り、拳銃や弾丸、MacBookの写真などを送っていたとされている。

ティム・クックのストーカー疑惑

アップルは木曜日に提出した接近禁止命令の申請書の中で、ストーカー容疑者はサウスベイエリアにおり、武装している可能性があると述べた。アップルは、この女性の行動を「不安定で、脅迫的で、異様」なものと表現した。

サンタクララ郡上級裁判所が月曜日に公開した文書には、女性がクック氏に送ったとされるツイートやセンセーショナルなメールのコピーが含まれている。女性はクック氏が双子の父親だと主張していた。さらに、彼女は偽の法人を設立するための書類を提出し、クック氏を役員として記載していたとされている。

昨年末に出されたあの奇妙な書面による手紙を筆頭に、事態はエスカレートした。アップルの文書によると、女性はバージニア州からカリフォルニア州まで車で移動し、10月22日にクック氏の自宅を訪れ、幹部と話をしたいと申し出た。警備員は女性に立ち去るように指示した。彼女はそれに従ったが、後日戻ってきたとアップルの文書には記されている。

サウスベイの新聞「マーキュリーニュース」は、クック氏の自宅を訪れたとされる女性を地元警察が呼び止めたと報じた。

パロアルト警察は不法侵入の疑いで現場に急行し、女性は「逃走を試みた」後、停止させられたと申請書には記されている。女性はパロアルトに滞在しており、「暴力を振るう可能性がある」と警察に話したとされている。申請書によると、女性の運転免許証が失効していたため、警察は彼女のポルシェをレッカー移動させたが、武器は発見されなかった。パロアルト警察のコン・マロニー警部補は、この事件について公表できる情報はないと述べ、「現在、警察による捜査は行われていません」と付け加えた。

アップルの一時的な差し止め命令

この一時的な接近禁止命令は、女性に対し銃の所持と、アップルの従業員(クック氏を含む)から200ヤード(約180メートル)以内に近づくことを禁じている。また、クック氏の自宅を含むアップルの敷地内への立ち入りも禁じられている。

マーキュリー・ニュースは、アップルがこの状況についてコメントを拒否したと報じた。

アップルも、申請書を提出した弁護士も、同社がクック氏や従業員、そして国民を守るために何をしているのかという質問には回答しなかった。

元サンタクララ郡検事のスティーブン・クラーク氏は、接近禁止命令を申請した場合、裁判所は「慎重に判断する傾向がある」が、「危険は差し迫っており、脅迫を実行する能力があると認められる必要がある」と述べた。

ストーカー容疑者がクック氏に接触したのは今回が初めてではない。2019年には、ある男がアップルCEOの自宅にシャンパンと花を持ってきたと報じられている。

現在の仮差し止め命令は3月29日に失効する。裁判所は同日に審問を予定した。