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ジム・“マッド・マネー”・クレイマー氏は昨夜CNBCの番組でアップルの株価を押し上げ、今日は3.83%上昇して181.87ドルとなっている。
同日、アップルの株価は182.72ドルとなり、世界的な経済危機直前の2008年8月以来の最高値を記録した。
これは、ザ・デイリー・ショーのジョン・スチュワートにAppleの株価操作がいかに簡単かを語ったジム・クレイマーと同じ人物です。動画は下のリンクからご覧ください。
今回の件では、クレイマー氏は誠実な姿勢を見せているようだ。クレイマー氏は、会計規則の変更によってアップルの四半期売上高が大幅に増加するとの見通しから株価を押し上げた。現在、アップルはApple TVとiPhoneの販売による収益を、サブスクリプションのように24ヶ月かけて分割している。新しい会計規則が施行されれば、アップルはこれらの収益を即座に報告できるようになるだろう。
その結果、クレイマー氏は、アップルの2011年の利益は1株当たり9ドルから12ドルに跳ね上がるだろうと予測している。
「アップルの目標株価を引き上げる」と彼は番組中に述べた。アップル株の目標株価を200ドルから264ドルに引き上げた。
ヤンキー・グループのカール・ハウ氏のようなアナリストの中には、アップルのサブスクリプション収入はウォール街で適切に計上されていないと長らく主張している者もいる。
金融サービス会計委員会(FSAB)は、Appleからの強力なロビー活動を受けて、規則改正案を審査している。新規則は数週間以内に施行される見込みだ。
クレイマー氏は投資家に対し、大手ファンドが賢くなる前に迅速に行動するよう呼びかけた。しかし、もう手遅れのようだ。