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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
Appleは、カリフォルニア州サンバーナーディーノの裁判で議論されている方法を使って、政府がロックされたiPhoneを解読することをさらに困難にするiPhoneの新たなセキュリティ対策の開発に着手したと報じられている。
Appleがこの問題に具体的にどのように取り組む予定なのかは明らかにされていないが、最近の訴訟以前から解決策に取り組んでいたと述べている。解決策の一つとして、Apple自身では解読できないiCloud認証用の新たなバックアップ戦略が考えられる。
Apple が急襲して穴を塞ぐ前に iOS の弱点を絶えず見つけては悪用する脱獄者と同様に、Apple は法執行機関との暗号化のいたちごっこの中で自社のセキュリティシステムをアップグレードし続け、iPhone をハッキングする一貫した方法を見つけにくくするつもりのようだ。
「議会がこのような状況で誰がどのような義務を負うのかを明確にしない限り、我々は軍拡競争に巻き込まれることになるだろう」と、独立系政策シンクタンク、ブルッキングス研究所のシニアフェロー、ベンジャミン・ウィッツ氏はニューヨーク・タイムズ紙に語った。今週、アップルは、iPhoneの暗号化をめぐる争いは裁判所ではなく議会レベルで解決すべきだと主張した。
「声を上げたいけれど不安を感じているすべての人々のために、我々は立ち上がる。そして、顧客を守ることが我々の仕事だと考えているので、顧客のために立ち上がるのだ」とティム・クックCEOは昨夜放送されたABCニュースのインタビューで語った。
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政府がすでに、サンバーナーディーノの事件よりも多くのiPhoneのロック解除をAppleに義務づけることを検討していることを考えると、この問題はますます緊急性を増すばかりだと思われる。
出典:ニューヨーク・タイムズ、フィナンシャル・タイムズ