- ニュース

写真:Cult of Mac
iPhone 12がどの程度売れているかは、1月27日に行われるAppleの次回の決算発表まではっきりとは分からない。しかし、兆候は確かに良好だ。
木曜日、AppleのAシリーズチップを製造する台湾積体電路製造(TSMC)は、10-12月期の業績が予想を上回ったと発表した。これは明らかに、iPhone 12の「堅調な」需要に支えられたようだ。
ブルームバーグは次のように指摘した。
同社は木曜日、12月期の純利益が23%増の1428億台湾ドル(51億米ドル)となり、アナリスト予想の平均である1372億台湾ドルを上回ったと発表した。これは通期利益の50%増に寄与し、2010年以来の急速な伸びとなった。12月期の売上高は、先に公表された月次データによると、14%増の3615億台湾ドルと過去最高を記録した。これは、Appleの新型5G対応iPhoneの堅調な需要に支えられた部分もある。
iPhone 12にとって人生は良いことだ
報告書によると、暦年第4四半期決算ではTSMCの5ナノメートルプロセス技術の貢献度が高まっているという。これはAppleのA14チップの製造に使用されているプロセスであり、Appleへの依存度が高まっていることを示唆している。5ナノメートルチップは、同四半期のTSMCの総売上高の20%を占めた。TSMCはすでに、将来の3ナノメートルチップの製造に必要な製造設備の整備に注力している。報道によると、同社は2022年後半に生産を開始する予定で、おそらく同年発売予定のiPhone向けとなるだろう。
iPhone 12シリーズがAppleにとって大ヒットであることを示唆するデータはこれだけではありません。調査会社Flurry Analyticsによると、iPhone 12は過去3年間のどのiPhoneよりも好調な発売を迎えました。また、米国ではクリスマス当日に最も多く販売された端末トップ10のうち9機種をiPhoneが占めたとされています。
もちろん、Appleからの数字に関する発表を待つ価値はある。(少なくとも、Appleが最近発表している数字は、正確な販売台数を公表していないため、今のところはそうではない。)とはいえ、iPhone 12がAppleにとって大ヒット商品となったという兆しは見えている。