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写真:Gage Skidmore/Flickr CC
元アップル共同創業者のスティーブ・ウォズニアック氏は、スティーブ・ジョブズ氏の性格的側面が「非常にトランプ的」であると感じたと、火曜日の夜、カーネギー・ミュージックホールで行われたアメリカ中東研究所第10回カンファレンスの聴衆に語ったと報じられている。
具体的には、ウォズは、ジョブズがアタリで二人が共同で取り組んでいた初期のプロジェクトのためにウォズから金銭の一部を騙し取ったこと、ジョブズが人の話を聞かなかったこと、そして人にひどいことを言う傾向があったことを言っていたようだ。
疑問に思う人もいるかもしれないが、ウォズニアックはドナルド・トランプの熱烈な支持者ではない。2016年初頭、彼は当時の大統領候補だったトランプを「非常に失礼な人物」と評した。
ウォズ氏はジョブズ氏と現大統領の比較についてはあまり詳しくは語らなかったが、アップルにとってはあまり歓迎されるものではないだろう。アップルのティム・クックCEOは、トランプ大統領の任期中、しばしば彼と対立してきたからだ。
トランプ大統領とスティーブ・ジョブズ氏が知り合いだったかどうかは定かではないが、長年にわたるツイートを見ると、トランプ大統領は確かにアップルの故共同創業者を尊敬しているようだ。
スティーブ・ウォズニアック氏は、AppleがAndroidデバイスを開発することを示唆したり、Apple Watchを「高級フィットネスバンド」と呼んだりするなど、Appleの社風に反する、注目を集める発言をしてきた経歴を持つ。(しかし、彼は後日、こうした発言を撤回することも多かった。)
スティーブ・ジョブズについて、ウォズ氏は、ダニー・ボイルとアーロン・ソーキンの映画『スティーブ・ジョブズ』が アップルの故共同創設者の個性を的確に捉えており、「まさに的を射ている」と述べた。
彼はまた、「私抜きでアップルが試みたことはすべて失敗した」と述べ、彼が在籍していた時代にApple IIの代替品として発売された製品に触れた。最後に、ロボットが人間を脅かすかどうかという話題に加わり、「もし危険があるとすれば、それは数十年…いや、数世紀も先のことだと思う」と述べた。
出典: BizJournals