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Apple の iCloud サービスは完璧ではないものの、2011 年の開始以来、かなり好調に推移しています。
一方、Dropbox の CEO は、長期的には Apple のユーザーに悪影響を与える可能性が高いため、Apple のユーザーはデータ同期サービスにあまり力を入れるべきではないと考えている。
Mobile World Congressで講演したDropboxのCEO、ドリュー・ヒューストン氏は、Appleを批判し、クパチーノの利己的な考え方が進歩を阻害していると述べた。ヒューストン氏がAppleに最も強く批判しているのは、同社がiCloudのAndroid版やPC版の開発を拒否していることだ。つまり、ユーザーがデータを保持したいのであれば、Apple製品を買い続けなければならないということだ。
2009年にAppleはDropboxの買収を試みたが、ヒューストンはこれを拒否した。当時、Dropboxのクラウドサービスは主力製品ではなく、単なる機能の一つとしか考えていなかったため、これは愚かな動きと思われた。しかし、Dropboxは自らをプラットフォームの解放者と位置付けている。
MWCでの講演で、ヒューストン氏はAppleのiCloudのようなプロプライエタリなクラウドサービスは、ユーザーの行動に「奇妙な制限」を課していると述べた。確かにiPhoneのデータをiPadと同期させることはできるが、Samsungのスマートフォンを購入したらどうなるのだろうか?
「Appleのカフェテリアに、『おい、Android版のiCloudを作ったんだ。スマホやパソコンの背面のロゴなんて気にしなくていいんだ。持っているものすべてで使えるようにすべきだ』なんて言うエンジニアは絶対にいない。そういう制約を人々から取り除きたいんだ。」
ヒューストン氏は、オープンクラウドサービスが誰にとっても有益であることを示す証拠として、DropboxとSamsungの提携を強調した。また、AppleとGoogleもいずれはプラットフォーム統合に乗り出すだろうと考えているが、期待しすぎない方が良いだろう。
出典: Macworld UK