スティーブ・ジョブズがくまのプーさんを愛した理由

スティーブ・ジョブズがくまのプーさんを愛した理由

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スティーブ・ジョブズがくまのプーさんを愛した理由
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アップルのiPadイベントでのスティーブ・ジョブズ
Apple iPadイベントでのスティーブ・ジョブズ
写真: ウィキメディア・コモンズ

エディー・キュー氏は、マンハッタン南部のダニエル・パトリック・モイニハン連邦裁判所で、司法省の電子書籍独占禁止法訴訟で証言しており、2010年の発売前にiBooksの開発に取り組んだ作業について、より多くの情報を共有している。

キュー氏は、当時アップルのCEOだったスティーブ・ジョブズ 氏が『くまのプーさん』を無料で配布することにしたのは 、単にその本が好きだったからだけではなく、その色鮮やかなイラストがiBooksアプリの電子書籍の機能をアピールしていたからだと明かした。

「デジタル書籍ではかつて見たことのない美しいカラーイラストが描かれていました」とキュー氏は語り、もちろんAppleの新しいiPadはそれを読むのに最適なデバイスだった。キュー氏はまた、ジョブズ氏がiPadイベントのステージでテッド・ケネディの 回顧録『True Compass』 を披露することを選んだのは、ケネディ家が「彼にとって非常に大切な存在だった」からだと明かした。

ジョブズ氏はiBooksのデザインにも深く関わっており、本をめくるとまるで本物のページをめくっているかのような錯覚を与える仮想的な「ページカール」機能の追加も彼のアイデアだったとキュー氏は述べた。残念ながら、ジョナサン・アイブ氏の「よりフラットな」iOSという新しいビジョンがAppleの他のiOSアプリにも浸透し始めると、年末までにこの機能は消えてしまうかもしれない。

出典: AllThingsD