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写真:ジョージ・ワシントン大学
ティム・クック氏は今週末、ジョージ・ワシントン大学の卒業式で卒業式のスピーチを行い、学生たちを社会に迎え入れた。
式典で名誉博士号を授与されたクック氏は、世界にとって善の力となるAppleの地位について語った。これは彼がCEO在任中、一貫して掲げてきたテーマである。さらに重要なのは、彼がiPhoneの競合製品を痛烈に批判したことだ。
下のビデオをご覧ください。
「携帯電話のサイレントモード設定について、いつものアナウンスをするように言われました」とクック氏は聴衆に語りかけた。「iPhoneをお持ちの方は、サイレントモードにしてください。iPhoneをお持ちでない方は、中央通路へお持ちください。Appleは世界クラスのリサイクルプログラムを実施しています。」
より真面目な話題では、クック氏はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師、ジミー・カーター大統領、アラバマ州で育ったこと、スティーブ・ジョブズ氏と一緒に働いたことなどについて語った。
クック氏のスピーチは、当然のことながら、ほぼ10年前のジョブズ氏の伝説的なスタンフォード大学卒業式のスピーチと比較されるだろう。ジョブズ氏ほど記憶に残るスピーチではなかったものの、確かに非常に力強い内容であり、クック氏が前任者を気取ることなく、Appleの価値観と文化をいかに深く理解しているかを改めて証明するものとなった。
クック氏はスピーチの最後に、ジョージ・ワシントン大学の卒業式の観客の写真をiPhone 6で撮影し、「世界最高の景色」と表現した。