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新しい iPhone X の小売価格は 1,000 ドルを超えるかもしれないが、IHS Markit のエンジニアによる分解によれば、Apple の 64GB モデルの価格はわずか 370.25 ドル程度だという。

これは、これまでのiPhoneの中で最も高額だった256GBのiPhone 8 Plusよりも約50ドル高い価格です。当然のことながら、コンポーネント面で最大の違いはTrueDepthセンサーとSuper Retina OLEDディスプレイです。

IHS Marketは、TrueDepthセンサークラスターのApple社へのコストを約16.70ドルと見積もっている。一方、カバーガラス、AMOLEDパネル、Force Touchセンサーを含むディスプレイモジュールのApple社へのコストは約110ドルだ。

この分解では、iPhone の開発にどれだけの企業が貢献しているかが浮き彫りになっています。以下のチャートを見れば、さまざまな部品の生産元と、部品ごとの推定価格がわかるでしょう。

もちろん、これらはiPhone Xの部品に関する推定値に過ぎないことに留意してください。例えば、工程の改良（歩留まりの向上）やAppleの発注量の増加によって価格は変動する可能性があります。また、競争上の理由から、正確な単価はAppleとサプライヤーのみが把握しています。

しかし、最も考慮すべき点は、総部品コストにはAppleがこの端末の研究開発に費やした時間と費用が考慮されていないという事実です。Appleは年間100億ドル以上を研究開発費に費やしていることを考えると、新型iPhoneが単に構成部品の総和であると考えるのは間違いです。

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