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数か月前、Geekbenchに新型Mac Proのベンチマーク結果が次々と掲載され、Appleの新マシンの実力を披露しました。しかし、一体何ができたのでしょうか? 現行の最上位モデル2012年モデルのMac Proと大差なく、発売当初は旧型Mac Proですら性能が低かったと思っていた多くの人を失望させました。
しかし、注意点があります。ハードウェアはプロトタイプであり、マシンは最初のベータ版がリリースされたばかりのOS X Mavericksを実行していました。また、新型Mac Proで実行されたGeekbenchのバージョンは32ビット版だったため、Mac Proの64ビットアーキテクチャを最大限に活用するようには設計されていませんでした。本物のMac Proは本当に期待外れなのでしょうか?
いいえ。非常に速くなります。
Tom's Hardwareのスタッフが、新型Mac Proに搭載されているCPU(12コア、2.7GHz Intel Xeon E5-2697 v2プロセッサ)を入手しました。そして、物理的なデザイン以外は新型Mac Proとほぼ同等のWindowsマシンを組み立て、64ビット版Geekbenchで動作させました。
結果はどうだったでしょうか?Geekbenchのテストでは30,000を超えるスコアを記録し、リークされた結果よりも25%以上高速化しました。Tom's Hardwareによると、新型Mac Proはマルチスレッド、マルチコアのテストでは競合製品を上回る結果を出すことが多いものの、iTunesでCDをAACに変換するといった単純なタスクでは、比較的低いパフォーマンスしか出せなかったとのことです。
もちろん、これだけではMac Proが実際にどのように動作するのかは分かりません。しかし、少なくともCPUはAppleの新しい高性能Macに期待される以上の性能を備えているようです。Appleがここ数年Mac Proシリーズを軽視してきたことを考えると、これは確かな安心感と言えるでしょう。
出典: Tom's Hardware