- ニュース

ゲーム機としてAppleと競合するのは面白くない。iPod touchとiPhoneがゲームプラットフォームとしてますます人気を集める中で、ゲーム界の巨人・任天堂はまさにこの教訓を学んでいるようだ。任天堂は直近の四半期利益が52%減、7億200万ドル減の1330億円から640億円になったと発表した。
同社はiPhoneやiPod touchについては具体的に言及しなかったが、ロイター通信によると、同社の携帯型ゲーム機DSプラットフォームは「携帯型ゲーム機の人気プラットフォームとなっているアップル社のiPhoneとの競争の激化に直面している」という。
こうした競争の激化こそが、任天堂がDSの最新機種を発表した理由なのかもしれません。DSi LLは、従来の3.25インチディスプレイと比べて93%も大型化した4.2インチ画面を2つ搭載し、ペンも大型化、そして標準のホワイトに加え、ダークブラウンとワインレッドといった豊富なカラーバリエーションも備えています。DSi LLは価格も222ドルと高く、日本では11月21日、欧州と米国では2010年初頭に発売予定です。
AppleはiPod touchをゲーム機として位置づけることに力を入れています。同社幹部が同機を「これまでで最も楽しいiPod」と評する中、ハードウェアのアップグレードによって動作速度が50%向上しています。9月には、Madden NFLなど、数々の有名ゲームタイトルをiPod touchでプレイできることも発表しました。同様に、Electronic Artsなどのゲームパブリッシャーも、iPhoneとiPod touchをゲームプラットフォームとして活用しようとしています。
任天堂がAppleとの競合を懸念しているのは、DSだけではない。Appleがゲーム機市場への参入を狙っているとの報道が続いている。こうした報道は何年も前からあったが、ウォール・ストリート・ジャーナルがこうした動きを示唆する最新の記事となった。この報道は、任天堂がWiiの売上が鈍化していると見ている中でのものだ。
[AppleInsiderおよびGadget Lab経由]