
BusinessWeek誌が週末に最も革新的な企業トップ50のリストを発表し、いつものようにAppleが1位を獲得しました。これで3年連続です。Appleを何らかの勝者とする試みを批判するつもりはありませんが、BWとボストン・コンサルティング・グループがランキングを作成する際に用いた方法論にはあまり納得できません。経営幹部へのアンケート調査はいかにも1980年代風で、どうしても、最も派手な新製品発表や新製品による収益性の高さといった、かなり浅い指標が有利に働くことになります。
マイクロソフトが5位なのに、世界で最も革新的な企業としてどれほどの栄誉を得られるというのでしょう? ソニーはPS3を発売した年に3つ順位を上げて10位になったのに、任天堂は39位。ウォルマートは11位なのに、ターゲットは15位にまで落ちぶれてしまった。この指標全体が疑わしい。もちろん、アップルが勝っている部分は別として。
アメリカの上級管理職の方々へ: 「最も革新的」というのは「株式市場で最もホット」という意味ではありません。
最も革新的な企業50社[ビジネスウィーク]
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