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VMware Fusion 5に対抗製品が登場するのはそう遠くないことは分かっていました。Parallelsは本日、主力仮想化ソフトウェアの最新版となるParallels 8 for Macのリリースを発表しました。Windows 8のサポートに加え、新型MacBook ProのRetina対応ビジュアルを誇ります。その他の改良点としては、Mountain Lionディクテーションのサポート、Bluetooth共有、Launchpadとの連携などが挙げられます。
Parallels 8 の新機能と改良された機能の一部を以下に示します。
- 入力せずに音声入力 - Windows と Mac の両方の環境で新しい Mountain Lion ディクテーション ツールを使用できます
- Internet Explorerで開く – Safariでウェブサイトが適切に表示されない場合は、ボタンをクリックするだけでInternet Explorerで起動できます。
- メールの添付ファイルをドラッグ アンド ドロップ – デスクトップから Outlook やその他の Windows メール クライアントの Dock アイコンにファイルをドラッグ アンド ドロップするだけで、添付して共有できます。
- 多言語キーボード – Mac でキーボードの言語を変更すると自動的に同期され、Windows での言語切り替えが簡単になります。
- Parallels Wizard – WindowsやGoogle Chrome OS、Ubuntu、Androidなどのオペレーティングシステム(OS)をMacにダウンロードして自動的にインストールします。Parallels Desktopのお客様は、Parallels Wizardを使用してこれまでに50万台以上のWindowsをダウンロードしており、さらに多くのお客様がWindows PCをMacに移行したり、Windowsやその他のOSを追加したりしています。
- Bluetooth共有 - 複数のWindowsおよびMacデバイスでBluetooth接続を共有できるようになりました
- OS X LaunchpadのWindowsアプリ – Mountain LionまたはLion LaunchpadにWindowsアプリケーションを追加して、最もよく使用するMacおよびWindowsアプリケーションを素早く起動します。
- 統合通知 – Windows 通知を Mac OS X 通知センターに統合することで、Windows 仮想マシンの操作に関する最新情報を簡単に把握できます。
- リソース監視 – 仮想マシンのディスク容量とメモリ使用量が便利に表示されるため、簡単にカスタマイズおよび管理できます。
- Windows アプリの Mountain Lion ジェスチャ – ピンチズーム、ミッションコントロール、3 本指ドラッグ、全画面アプリ間のスワイプ、2 本指スクロール、Launchpad、回転など、Mountain Lion ジェスチャを Windows アプリとシームレスに統合できます。
これは、Retina ディスプレイのサポートに加えて、より鮮明なフォント、より「鮮やかな」写真、画像、アニメーションなど、Mac および Windows 環境で高解像度のビジュアルを楽しむことを可能にするものです。
これらに加えて、Parallels 8 は、前身の Parallels 7 と比べて最大 30% 高速化されることが約束されています。入出力 (I/O) 操作が 30% 高速化され、ゲームが 30% 高速化され、起動、サスペンド、シャットダウン、再開などの仮想マシン操作が 25% 高速化されます。
Parallels 8は、アップグレードをご希望の既存のParallelsユーザー向けに8月30日より販売開始となります。新規のお客様は、Parallelsのウェブサイトからダウンロード版を、またはApple直営店、Apple.com、Amazon.comなどからパッケージ版を9月4日よりご購入いただけます。
価格は、アップグレードおよび VMware Fusion からの切り替えの場合は 49.99 ドルから、標準小売版の場合は 79.99 ドル、学生版の場合は 39.99 ドル、そして「Switch to Mac」版の場合は 99.99 ドルから始まります。
出典: Parallels