
httpvhd://www.youtube.com/watch?v=6M1r-xsFw0Q
FaceTimeの新しいベータ版を試してみました。機能は少ないものの、まだベータ版であることを考えると、かなり満足しています。今のところMac版FaceTimeはiOS版FaceTimeの単純な複製ですが、そのシンプルさが今のところ気に入っています。
iChatのような背景やエフェクトはありません。3者間電話会議機能もなく、できることもかなり限られています。iChatと統合するのではなく、FaceTime専用のアプリを開発するという決定は、少し興味深いと思います。シンプルなプログラムが2つあることのメリットは、コードを詰め込みすぎてiTunesのように肥大化してしまうのを防げることでしょう。また、iChatはJabberとAIM経由で接続しますが、FaceTimeは完全にApple経由で動作します。
FaceTimeで面倒なのは、相手のiTunesメールアドレスをアドレスブックの連絡先情報に追加しなければならないことです。アドレスブックはFaceTimeと同期されていますが、FaceTimeウィンドウから手動で住所や電話番号を入力できると便利です。
FaceTimeにまだない機能についてあれこれ言っていますが、iOSでもFaceTimeはまだ初期段階だということを改めて認識しなければなりません。このアプリケーションは今後確実に拡張され、多くの新機能が追加されるでしょうし、iChatと統合される可能性もあります(ただし、現時点では単なる推測に過ぎません)。
FaceTimeのビデオ画質は本当に素晴らしいです。Mac同士、MacとiPhoneで使用しましたが、問題はありませんでした。iPhone 4と3G接続でFaceTimeをすると、Davidと私がMac同士で接続した時は比較的きれいな回線だったのに対し、FaceTimeでは画質に明らかな違いがありました。まあ、これは予想通りです。
スティーブのデモのように、縦向きと横向きの切り替えが可能です。興味深いのは、縦向きから横向きに切り替えると、相手ユーザーのMacの表示も切り替わることです。つまり、友達をイライラさせたい時は、縦向きと横向きを交互にクリックするだけで切り替えられるということです。ミュートボタンや、宇宙家族ジェットソンのようなテクノロジーに完全に没頭したい人のためのフルスクリーンモードも用意されています。
AppleがFaceTimeのPC版をリリースしないという決定を下したのは興味深いですね。現状では、MacとiPhone向けのFaceTimeにPC版が加われば、Appleにとってノックアウトパンチとなるでしょう。iPhone版が初めてリリースされた時はFaceTimeはあまり好きではありませんでしたが、Macでも使えるようになった今、お気に入りのコミュニケーションツールの一つになりそうです。