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ある報道によると、Appleと強い結びつきを持つ2つのテレビ局、CBSとディズニーは、カリフォルニア州クパチーノに本社を置くAppleが米国民のテレビ番組視聴方法を刷新する計画を検討しているという。AppleはiTunesサービスを拡張し、インターネット経由で主要なテレビ番組を消費者に提供したいと考えている。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、この提案は「米国の主要テレビネットワークの一部のテレビ番組を月額料金で視聴できるようにする」というものだ。
報道によると、CBSはネットワーク番組に加え、iTunesで人気のダウンロード番組「ゴシップガール」や「ヴァンパイア・ダイアリーズ」を含むCWの番組も提供する可能性がある。ディズニーとの提携は、AppleのCEOであるスティーブ・ジョブズがディズニーの筆頭株主であり、さらにAppleの共同創業者である彼がディズニーの取締役会に名を連ねていることに由来する。
同紙によると、アップルはネットワークテレビサービスでは加入者一人当たり月額2~4ドル、基本ケーブルテレビでは加入者一人当たり月額1~2ドルの料金を提示することで、従来のメディア企業を上回る支出をする可能性があるという。
CBSとディズニーはアップルの提案に賛同しているものの、ニューズ・コーポレーション、バイアコム、ターナー・ブロードキャスティングなど他のネットワーク局は計画を拒否したと報じられている。懸念されるのは、アップルのアラカルト方式の提案が、視聴者に番組パッケージの購入を強いる収益性の高いバンドル番組に悪影響を与える可能性があることだ。
ネットワーク各社が抱えるもう一つの疑問は、Apple が広告を組み込むかどうかだ。広告は、2008 年に放送局やケーブルテレビ会社に 434 億ドルの利益をもたらした機能である。
11月、Appleが月額30ドルの「見放題」Apple TVサービスを検討しているという報道が浮上した。
この報道では、Appleがタブレット端末をいつ発表するか、またそのフォームファクタについてもより詳細な情報が示されている。WSJは「製品について説明を受けた」関係者の話として、タブレット端末は「iPhoneよりは大きいが、ノートパソコンよりは小さい」と報じている。Appleは3月末までにタブレット端末を発売する可能性がある。
[WSJ、AppleInsider、9to5Mac経由]