- ニュース
iOS 6のマップ機能は、Appleの新しいモバイルOSに対する最大の批判点です。つまり、iOS 6のマップ機能は、以前のiOSバージョンでマップ機能を提供していたGoogleマップに比べて明らかに何年も遅れているということです。Appleの新しいマップ機能に対する苦情の多くは、Googleマップに比べて開発が遅れており信頼性が低いというものです。しかし、アイルランド政府は別の懸念を抱いています。iOS 6のマップ機能のせいで、パイロットが飛行機を公園に直撃させてしまうのではないかと懸念しているのです。
問題はここにあります。ダブリン州ダンドラムには、エアフィールド・パークという公園があります。その名前とは裏腹に、そこには都市農場、庭園、カフェなどが併設されています。35エーカーの広さを持つこの公園は、近隣住民の憩いの場となっています。
問題は、iOS 6のマップアプリで、Appleがエアフィールド・パークを実際の空港として表示し、空港アイコンまで表示していることです。これは明らかに人為的なミスですが、少なくともアイルランドの政治家1人は、パイロットがiPhoneやiPadを使ってパークのど真ん中に着陸しようとするのではないかと懸念しています。
Breakingnews.ie の報道：
アラン・シャッター法務大臣は、ダブリンのダンドラムにある飛行場が同社の新しい「地図アプリ」に空港の画像として指定されていることへの懸念から、アップル社に連絡する予定である。
シャッター大臣は、この指定は危険なほど誤解を招くものであり、その地域に不慣れなパイロットが緊急事態の際にそこに着陸しようとする可能性があると述べている。
彼はiPhoneのメーカーに画像を早急に修正するよう求め、エアフィールド・ハウスの代わりに牛、ヤギ、羊、花などさまざまな画像を提案した。
アイルランド国民であり、多くの同胞と同様に、ほぼ常に危険なほど酔っ払ってよろめきながら歩き回っている私にとって、この恐怖は一見するほど馬鹿げたものではないかもしれない。ギネスビールを1パイント飲み過ぎると良識にどれほどの影響を与えるかは伝説的だ。かつて私が、5パイントも飲んだ後、良識と正気を振り切って、ひどい老婆のディアブラ・オドネルと一緒に家に帰ったことがあるとしたら、酔っ払ったアイルランド人パイロットがiPhoneの指示に従って、ダンドラムに片手で飛行機を着陸させる姿は容易に想像できる。
真面目な話、Googleマップは非常に成熟した世界クラスのプラットフォームであり、Appleが追いつくには時間がかかるだろうという事実は言及しておく価値がある。それでも、これはAppleにとって痛手となるだろう。彼らは新しい市場に参入する際には可能な限り最高のユーザー体験を提供することに慣れているのに、マップに関しては全く逆のことをしてしまったのだ。
出典: The Next Web
