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コンセプト:ベン・ゲスキン
折りたたみ式スマートフォン市場はまだ初期段階にあります。しかし、ある市場分析会社によると、最終的にはAppleを含むすべての主要スマートフォンメーカーが折りたたみ式スマートフォンを生産するようになるとのことです。初期設計の問題が解決されれば、出荷台数は数年後には1億台を超えるでしょう。
この新興の携帯電話技術には利点がある。「折りたたみ式端末は、小さなデザインに大きな画面を詰め込んでいます」と、Strategy Analyticsのアナリスト、ニール・マウストン氏は指摘する。「消費者は、動画などのリッチコンテンツを大きなディスプレイで閲覧し、デバイスを折りたたんでポケットやバッグにすっきりと収納できます。」
折りたたみ式スマホの初期の問題は、単なる初期の痛みに過ぎない
このクラスのデバイスは、第一世代のデバイスに問題があったため、現在懐疑的な見方に直面しています。新型Samsung Galaxy Z Flip、そして特に昨年のGalaxy Foldは、初期の課題を如実に示しています。
しかし、これらの困難は一時的なものです。「折りたたみ式デバイス業界には、価格の高騰、折り曲げ可能なディスプレイの歩留まりの低さ、ヒンジや画面の耐久性が数ヶ月以上もつかどうかといった疑問など、克服すべきハードルがいくつもあります」と、Strategy AnalyticsのVille-Petteri Ukonaho氏は述べています。「しかし、折りたたみ式デバイスの技術的問題は解決不可能なものではなく、今後数年で解決されると期待しています。」
大きな変化がやってくる
ストラテジー・アナリティクスは、今後5年間で折りたたみ式スマートフォンが市場の大きなシェアを占めると予測しています。「折りたたみ式スマートフォンの世界出荷台数は、2019年の100万台未満から2025年には1億台へと力強く増加すると予測しています」とウコナホ氏は述べています。「折りたたみ式スマートフォンは、今後10年間でプレミアムスマートフォン市場で最も急速に成長するセグメントになるでしょう。」
サムスンやファーウェイといった企業が先行しているものの、アナリストたちは熾烈な競争が予想されるとしている。「2025年までに、Appleを含むすべての主要企業が折りたたみ式スマートフォンのポートフォリオを持つようになるはずだ」と、Strategy Analyticsのケン・ハイアーズ氏は予測している。
出典:ストラテジー・アナリティクス