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写真:Apple
オーストラリアのメルボルンにあるアップルの「世界的旗艦店」アップルストアの建設を阻止しようとする試みがオーストラリア議会で失敗した。
オーストラリア緑の党は、フェデレーション・スクエアの新しいアップル・ストアの建設を阻止しようと、政府が国民の利益よりも企業の利益を優先していると主張した。
この計画はすでにメルボルン住民の一部から批判を招いており、広場にアップルストアをオープンすることは、オーストラリア映像センターやビクトリア国立美術館のような公共イベントや文化施設に使われるべき空間の商業化を意味すると彼らは主張している。
この場所は以前にも集会や抗議活動に利用されてきた。政府に決定の撤回を求める3つのオンライン嘆願書には、9万5000人以上が署名している。
オーストラリアにオープンしたAppleの新店舗
オーストラリアのアンドレス州政府は、この場所について2年間にわたりアップルと交渉を続けてきたが、クリスマス直前に正式にプロジェクトが承認されるまで、交渉は秘密裏に進められていた。当局は、この新しいグローバル旗艦店が2020年に開業すれば、年間200万人の集客増につながると期待している。
さらに政府は、2階建ての建物により、広場とヤラ川のウォーターフロントへのアクセスが改善され、フェデレーション・スクエアに切望されていた収益がもたらされ、建設工事で250人の雇用と継続雇用が200人創出されると指摘している。
緑の党による新店舗建設阻止の試みは、労働党、連立政権、そしてクロスベンチ議員の合同投票により、34対4で否決されました。これで抗議活動が終結し、メルボルンのアップル新店舗建設が滞りなく進められることを期待します。
出典: TheAge