ホントにApple? クソみたいなフー・ファイターズ?!?!?! [オピニオン]
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ホントにApple? クソみたいなフー・ファイターズ?!?!?! [オピニオン]

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ホントにApple? クソみたいなフー・ファイターズ?!?!?! [オピニオン]
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グロール

ああ、Apple。何年もジョン・メイヤーとコールドプレイを聴かせ続けただけで十分じゃなかったの? まあ、確かに、どちらのアーティストも15分くらいならクールだったけど、Appleの基調講演で演奏した時は「クール」でも「ヒップ」でもなかった。なのに、今度は基調講演でのライブパフォーマンスで進歩を遂げるどころか、フー・ファイターズを聴かせてくるなんて。

誤解しないでほしいんだけど、デイヴ・グロールは大好きだよ。あの気取ったニルヴァーナのデイヴ・グロールは、アクセル・ローズに悪口を言い、ワイルドで奔放な性格だった。あの頃の彼は最高だった。Appleっぽいというか、あの反骨精神というか。Appleは世界最大のテック企業なのに、今でも主流に逆らう反逆者というイメージを好んで掲げている。でも、今になってフー・ファイターズがAppleのイベントで演奏するなんて 、iPhoneやiPadに人々を夢中にさせるAppleのクールでクールなイメージと矛盾している気がする。

マイクロソフトなら当然こうするだろうと、私たちは完全に予想していた。ライアン・シークレストのような、メインストリームで人気があるものの人を退屈させるエンターテイナーに賭け、嫌悪感を抱くほど安全策を講じるのだ。フー・ファイターズには、高校時代に何度も繰り返し聴いた素晴らしい曲があるが、彼らをAppleの基調講演にステージに呼び込むのは、まるで大学のダンスパーティーで父親にDJをさせるようなものだ。

アップルの基調講演のステージにフー・ファイターズを連れてくるというのは、大学のダンスパーティーで父親にDJをさせるようなものだ。

Appleが音楽を愛していることは周知の事実です。iPodとiTunesの発明だけでなく、AppleのCMに起用されて有名になった素晴らしいインディーズアーティストを発掘することでも、そのことを証明してきました。もしあなたのお母さんが、映画『コンテイジョン』のウイルスのように人々の脳に感染したあのiPodのCMに出演していなかったら、ファイストが誰なのか知っていたでしょうか?絶対に知りません。

Appleの音楽センスは、他の企業よりも優れていると言えるでしょう。AppleやiTunesを通して、これまでにたくさんの素敵な新人アーティストを発見してきたのに、10年前に人気が衰えたバンドを、あの素晴らしいiPhone 5発表イベントのフィナーレに起用するのは、不相応に思えます。フー・ファイターズには、目新しくて刺激的な要素が全くありません。

もしかしたら、音楽へのこだわりでちょっと煽ってるだけかもしれないけど、Appleには基調講演で私を驚かせてほしい。もう無理かもしれないけど。せめて基調講演の最後に、サプライズのない、新しくてユニークなバンドを出してほしかった。無難な展開にしたかったとしても、もう少しエッジの効いた別のバンドを選べたはずだ。アーケイド・ファイアは出なかったの?

フー・ファイターズがダメなわけじゃない。才能は豊富だし、実力もある。でも、Appleのこの選択は一体何を意味するのだろうか?彼らはもはや、メインストリームの片隅で生き、奇抜で反骨精神にあふれ、とびきり素晴らしいことをやろうとする、若くて反骨精神にあふれた企業ではないのだろうか?もしかしたら私の考えが深読みしすぎなのかもしれないが、新しいiPhoneが素晴らしくて同時に退屈なのなら、エンターテイメントは最高にクールであるべきではないだろうか?

過去10年間で私の脳裏に焼き付いたAppleのイメージを反映するバンドが欲しい。そうすれば、Appleがどうなったかを思い出す必要もなくなる。ティム・クックはスティーブのように私たちを魅了できない。基調講演ももう私たちを驚かせてくれない。何週間も前に製品を見てきたからだ。フー・ファイターズのラウドなディストーションは美しく安定しているが、もはや「うわあ、なんて素晴らしいんだ!」という強烈な衝撃で私の神経系を震撼させることもない。そういう意味では、フー・ファイターズは完璧なバンドだったのかもしれない。