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OS X Lionが初めてリリースされた当時、アマチュア天文学者もプロの天文学者も、Appleが新しいOSを口実に宇宙を自分たちの気まぐれで改変したと困惑していました。特に注目すべきは、アンドロメダ銀河の写真をOS X Lionのデフォルトの壁紙に選んだ際、Appleがいくつかの星と別の銀河をPhotoshopで消し去ったことです。
Appleが次期OS X Mountain Lionを発表し、デフォルトの壁紙に全く新しい銀河系の画像を採用したとき、Appleはまた同じことをするのだろうかと私たちは思った。そして、ついにその通りになった。
AppleがMountain Lionのデフォルトの壁紙に採用した銀河は、獅子座にある渦巻銀河NGC 3190です。Appleが使用した銀河の画像はNASAの「Astronomy Picture of the Day」で、この銀河は次のように説明されています。
渦巻銀河の中には、ほぼ横向きに見えるものもあります。そのような銀河の一つであるNGC 3190は、私たちの局部銀河群に近い銀河群の一つであるヒクソン44グループの中で最大の大きさです。上の写真では、この絵のように美しい渦巻銀河の中心を、きめ細やかな塵の筋が明るく輝いています。同じグループの他の銀河との重力潮汐相互作用により、NGC 3190の渦巻腕は中心を軸に非対称に見え、銀河円盤も歪んでいるように見えます。NGC 3190の直径は約7万5000光年で、小型望遠鏡で獅子座の方向から見ることができます。

美しい画像だが、いつものように、Apple は宇宙の壮大さにクリエイティブ フィルターを適用し、銀河に幽玄な青い光を適用し、画像から他のいくつかの銀河を Photoshop で消去し、実際には存在しない星もいくつか追加している。
フル解像度のNASA画像はこちらでご覧いただけます。そして、フル解像度のMountain Lionの壁紙とこちらで比較してみてください。Appleはなんと、直径439京マイル(約1兆9千兆キロメートル)を超える銀河系の構造そのものを軽々と改変しているのでしょう。神々しさって、一体どれほど複雑なのでしょう?
[MacObserver経由]