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写真:Cult of Mac

文字通り何年にもわたる控訴と再審を経て、サムスンはついに、クパチーノの会社が所有する特許を侵害したことに対してアップルに支払うべき5億4,817万6,477ドルを支払うことになった。
最初の訴えから5年目の4か月前、Appleは12月14日までにSamsungから金銭を受け取る予定だ。AppleとSamsungは、北カリフォルニア地区連邦地方裁判所に共同事件管理声明を提出し、Samsungが「Appleへの支払いを完了する手配をした」と述べている。
もしこれで全て終わったと思っていたら…まあ、それは少し甘い考えだと言っておきます。サムスンは次のように述べています。
「当社は引き続き、Appleからの払い戻し、および/またはAppleによる税金として支払われるべきすべての金額の支払いを受ける権利を留保します。[…] さらに、Samsungは、部分的判決が控訴またはその他の理由で破棄、修正、無効、または取り消された場合、Samsungがいかなる団体に対しても支払った判決金額の返還を求める、または払い戻しを受ける権利を留保します。これには、問題となっている特許に関する米国特許商標庁(USPTO)における訴訟の結果、または最高裁判所に提出された上訴状請求の結果が含まれます。Samsungは、特許審判部が915特許の無効性に関する最終判決を下し、Appleが先週、米国特許商標庁(USPTO)の連邦巡回控訴裁判所に控訴通知を提出したことに留意します。」
法律文書の専門用語に詳しくない方のために説明すると、これは基本的に、何らかの理由で裁判官が後日サムスンに不利な判決を覆した場合、Appleは金銭を返還しなければならない可能性があることを意味します。一方、Appleは「サムスンが主張する返金の権利に異議を唱える」と述べています。
両社の争いが激化の一途を辿っていることを考えると、今日のニュースが現代における平和を意味することは決してないでしょう。それでも、Appleが早急に請求書を発行すれば、ティム・クック氏が今年の友人や家族へのクリスマスプレゼントに困ることはないだろうというのは、朗報と言えるでしょう。
出典: FOSSpatents