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写真:アリストメニス・ツィルバス/フリーランサー
スティーブ・ジョブズが当時ペプシのCEOだったジョン・スカリーをアップルに引き入れた際、「残りの人生、砂糖水を売り続けるのか、それとも私と一緒に世界を変えていくのか?」という有名な言葉を残したことで有名だ。
30年以上経った今、この象徴的なセリフは「一生砂糖水を瓶詰めしたいですか、それともApple Carの製造を手伝いたいですか?」と書き換えられるかもしれない。なぜなら、Appleはかつてペプシの瓶詰め工場だった建物を借りたと報じられており、この建物がクパチーノで噂されている電気自動車の研究に使われるかもしれないからだ。
9万6000平方フィート(約9,000平方メートル)の工業用地は、カリフォルニア州サニーベールのキーファー・ロード960番地に位置し、クパチーノのインフィニット・ループ1番地にある現在のアップル本社から車で約10分です。アップルがこの物件をどれくらいの期間リースするかは明らかにされていませんが、2013年以降は空室となっています。
アップルは昨年11月にこの物件をリースしていたが、今月郡書記官事務所に提出された融資書類の中で初めてその詳細が明らかになった。アップルは事業拡大に伴い、この物件を含む複数の建物に移転しており、その中にはフェデックスの旧倉庫、半導体製造工場、多数のオフィスビル、そして複数の研究開発施設などが含まれている。
興味深いことに、サニーベールにあるアップルの極秘自動車キャンパスの近くに住む住民が、夜遅くにアップルのキャンパスから聞こえる非常に大きな「モーター音」で眠れなかったとして先月市に苦情を申し立てた。
テスラのイーロン・マスク氏は、アップルの自動車開発計画はテクノロジー業界の「公然の秘密」だと述べた。
しかし、プロジェクトの進捗状況については相反する報道が出ている。一部の報道によると、Appleはすでにカリフォルニア州当局と試験に関する協議を行っているとのことで、車両はほぼ一般公開できる状態にあると示唆している。
ジョニー・アイブ氏がプロジェクトの進捗に不満を抱いているという説もある。アップルの電気自動車の立役者が個人的な理由で退社するという報道を受け、アイブ氏は同部門の採用を凍結したと報じられている。
出典:シリコンバレー・ビジネス・ジャーナル