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マイクロソフトの黄金時代は過ぎ去ったのだろうか? 関係者によると、CEOのスティーブ・バルマー氏は先日の年次総会で、あくびをこらえるような歓迎を受けたという。その総会は「ひどく平板なデモと生気のない講演」で埋め尽くされていたという。かつてApple iPhoneの市場シェアを「四捨五入の誤差」と嘲笑したバルマー氏は、今や守勢に立たされ、「Windowsは負けない」というモットーを掲げている。
シアトルで最近開催された年次総会では、バルマー氏の講演中に「大勢の」人が会場を後にしたと、あるマイクロソフトのブロガーは述べている。「製品と未来への期待感を伝えようと、生気のない講演者たちが眠そうにしているのに、あまりにも平板なデモと生気のない講演者たちの姿に耐えるのは、あまりにも辛すぎた」と、Mini-Microsoftのサイトに書かれた書き込みもある。
マイクロソフトのウィンドウズ8は、バルマー氏の会社の救世主であると同時に唯一のビジョンであるとして、外部からは賞賛され、また社員からは非難されてきた。
マイクロソフトの現在の不振に涙を流しすぎるべきではないものの、ビル・クリントンが築き上げた業績を凌駕する上で、Appleは大きな役割を果たしてきた。「Appleは優れたデバイスで飛躍し、マイクロソフトを圧倒し、Windows搭載デバイス市場を食い尽くしている」とブログは指摘している。
他のマイクロソフト社員によると、社員たちはWindows 8の担当部分を終えるまでだけ会社にとどまっているという。バルマー氏自身も、退社する社員の一人になる可能性がある。報道によると、バルマー氏の後任として、マイクロソフトのWindowsおよびWindows Live部門の責任者であるスティーブン・シノフスキー氏を指名する声が上がっているという。