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公正労働協会(FLA)は、世界中の工場労働者の公民権と生活環境の保護に尽力する非営利団体です。Appleのサプライチェーンにおける一連の不祥事や自殺を受け、クパティーノに本社を置く同社は、FLAの参加企業として加盟しました。
AppleはFLAに加盟した最初のテクノロジー企業であり、これを機に他の多くの業界リーダーも同様の行動をとることを期待しています。FLAはAppleのサプライチェーン環境を綿密に監視し、私たちが日々使用する製品を製造する労働者の権利保護に貢献していきます。
公正労働協会(FLA)は本日、AppleがFLAの参加企業として即時加入することを発表しました。FLAはAppleのサプライチェーンに含まれる施設を独自に評価し、詳細な調査結果をFLAのウェブサイトで報告します。Appleは、FLAの参加企業として初めてFLAに加盟するテクノロジー企業となります。
FLA参加企業は、サプライチェーン全体を通じてFLA職場行動規範を遵守し、FLAの公正労働および責任ある調達の原則を遵守することに同意します。2011年、FLAはAppleと協力し、サプライチェーンの労働者の労働権と労働基準に関する意識向上を支援するAppleの研修プログラムの効果を評価しました。Appleは、すべての新規加盟企業と同様に、今後2年以内にコンプライアンスプログラムをFLAの義務に準拠させる予定です。
「Apple社はサプライヤーの責任を真剣に受け止めており、FLA(公正労働協会)への参加を期待しています」と、FLAの会長兼CEOであるオーレット・ファン・ヘールデン氏は述べています。「Apple社の透明性向上と独立監視へのコミットメントを歓迎します。同社の参加がエレクトロニクス業界の新たな基準となることを期待しています。」
Appleは先日、2012年のサプライヤー責任進捗報告書とサプライヤーパートナーの全リストを発表しました。CEOのティム・クック氏は従業員への社内メールで、「Appleほど従業員の責任向上を推進している企業は、この業界で他にありません」と述べています。