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写真:Apple
AppleのiOSソフトウェア担当上級副社長、スコット・フォーストール氏は、保有するApple株65,151株(同社株式の95%に相当)を3,870万ドルという驚異的な価格で売却した。現在、彼が保有するApple株はわずか2,988株(約180万ドル相当)だが、もし彼が会社に残れば、さらに多くのApple株が手に入る可能性がある。
フォーストール氏の売却は、先週金曜日に米国証券取引委員会(SEC)に提出された書類によって明らかになった。フォーチュン誌によると、売却された株式は2008年にフォーストール氏に支払われた12万株の留任ボーナスの残余だったという。
フォーストール氏は現在、アップル株を3,000株弱保有しているが、同社に留まる場合、今後4年間でさらに多くの株式を受け取る予定だ。2010年には、2014年に権利確定する制限付株式ユニット10万ユニットを付与された。昨年には、2013年と2016年に均等に権利確定する制限付株式ユニット15万ユニットを追加で付与された。
一部のアナリストの予測通り、今後1年以内にアップルの株価が1株当たり1,000ドルに達した場合、その株価は2億5,000万ドルという途方もない価値になる可能性がある。
これらのRSUに加えて、フォーストール氏はAppleのiOSソフトウェア部門の運営に対して年間70万ドルの給与を受け取っている。
なぜ彼はこれほど高額な報酬を得ているのだろうか?それは、iOSオペレーティングシステムを搭載したAppleのiPhoneとiPadが、同社の前四半期売上高390億ドルのうち290億ドルを占めたからだ。iOSは、現在入手可能な最高のモバイルオペレーティングシステムと広く考えられている。Appleがフォーストール氏を留任させたいのも無理はない。