- ニュース

写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
新たな報道によると、サムスンディスプレイは2017年のiPhone 8発売を見据え、OLEDディスプレイに多額の投資を行っている。韓国のサムスンディスプレイは、他のスマートフォンメーカーも追随すると見込んでおり、そのシェア獲得に躍起になっている。
KGI証券の信頼できるアナリスト、ミンチー・クオ氏は、Appleが来年のiPhoneでOLEDディスプレイに移行すると確信している。同社は製品発売当初からLCDディスプレイを採用してきたが、現在ではOLED技術の方が優れており、バッテリー寿命も優れていると考えられている。
この計画を受けて、OLEDディスプレイメーカーは準備を整えようとしている。DigiTimes は 日本からの報道を引用し、サムスンディスプレイが今年だけで約68億2000万ドルを投資し、OLED生産能力を50%拡大する予定だと主張している。
同紙は、「増強されたOLEDパネル生産能力は、スマートフォン2億台の生産に十分であり、サムスンの現在のスマートフォン向けOLEDパネル生産能力は3億台である」と伝えた。
報告書によると、サムスンがOLEDパネルを過剰に生産し、収益性に影響を及ぼすリスクがあるという。しかし、それはサムスンが大型受注に対応できる態勢を整えるためには避けられないリスクだ。
LGディスプレイも、スマートフォンとテレビの両方に向けた自社のOLEDパネル生産を増やすために今後数年間で多額の投資を行うと言われており、一方JDIも来年同じことを行うために約4億7900万ドルを費やす予定だ。