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写真:Ste Smith/Cult of Mac
Appleのサプライヤーであることの周期的な性質と呼ぶのも一興だが、iPhoneメーカー2社が2014年3月以来の最低の連結売上高を報告しており、その理由の1つとして「iPhone 6sとiPhone 6s Plusの販売不振」が挙げられている。
2つのサプライヤーは、スマートフォン用レンズモジュールメーカーのLargan Precisionと、iPhone 6sの金属ケースを供給しているCatcher Technologiesです。Larganの2月の売上高は前月比36.85%減、前年比22.11%減となりました。一方、Catcherの売上高は前月比33.12%減、前年比7.50%減となりました。
iPhone販売の減速が必ずしもこの減少の全てを説明するわけではないことに注意が必要です。2016年の旧正月休暇の影響で先月の営業日数が少なかったことなど、他にも考えられる要因があります。サプライヤーの受注や売上高の増減だけでiPhoneの需給を判断するのは、必ずしも正確とは言えません。
とはいえ、ティム・クック氏は、今四半期で初めてiPhoneの売上が伸び悩む可能性について率直に語っており、これはウォール街の期待を低く設定し、それを上回ることを狙うアップルの試みである可能性を認めつつも、本日発表された2つの報道はクック氏の主張を裏付けているようだ。