Apple、ブレイク・クラウチのパラレルユニバース・スリラー『ダークマター』をApple TV+で配信へ

Apple、ブレイク・クラウチのパラレルユニバース・スリラー『ダークマター』をApple TV+で配信へ

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Apple、ブレイク・クラウチのパラレルユニバース・スリラー『ダークマター』をApple TV+で配信へ
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ダークマターの表紙
お近くのApple TV+サブスクリプションで近日公開予定です。
写真:Ballantine Books

Apple TV+は、ブレイク・クラウチの量子力学を題材にしたパラレルユニバース・スリラー『ダークマター』の配信権を獲得した。クラウチの小説『ウェイワード・パインズ』シリーズは同名のSFドラマにもなり、2016年に発表した同名小説を映画化する。

ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー『ダーク・マター』は、家族思いの高校物理教師ジェイソン・デッセンの物語です。ある夜、帰宅途中のデッセンは、マスクをかぶった見知らぬ男に誘拐され、薬物を注射されます。目を覚ますと、彼は自分が独身で、驚異的なキャリアを築いている世界に生きていたことに気づきます。

テクノスリラーの大ファンとして、 『ダークマター』を大変楽しみました。SF設定に『スライディング・ドア』ファミリーマン』『恋はデジャ・ブ』の要素を詰め込んだ、全く新しい発想というわけではありません。『 LOOPER /ループ』風の時間操作の要素も少なからず含まれています。しかし、魅力的でエンターテイメント性の高い、ハイコンセプト・スリラー作品に仕上がっています。

この本はもう少し肉付けされていても良かったのではないかと思いました。(私が持っている版では)368ページもあるにもかかわらず、プロットはほとんど休むことなく展開していきます。シリーズ化すれば、物語にもう少し息抜きの余地が生まれるかもしれません。特に、デッセンが新しい人生を経験していく様子を描く際には。

『ダークマター』はソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが制作し、『ヴェノム』の プロデューサー、マット・トルマックが参加しています。Apple TV+の人気作品の新シーズンや、マーティン・スコセッシ監督をはじめとするA級映画の公開など、2021年以降はAppleのストリーミングTVサービスにとって素晴らしい年になりそうです。

Apple TV+で近日中に視聴可能

Apple TV+は月額4.99ドルでご利用いただけます。iPad、iPhone、Mac、Apple TVのいずれかを新規ご購入の場合は、1年間無料でご利用いただけます。また、Appleのバンドルサブスクリプションサービス「Apple One」をご利用いただくと、月額料金が割引になります。

出典:コライダー