米裁判所、iPhoneは特許侵害だと判断

米裁判所、iPhoneは特許侵害だと判断

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米裁判所、iPhoneは特許侵害だと判断
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米国の裁判所は本日、AppleのiPhoneが、ノキア、ソニー、デンバーに拠点を置くMPEG LAが共同所有するいわゆる「特許トロール」であるMobileMedia Ideasが所有する3つの特許を侵害しているとの判決を下した。

モバイルメディアは300件以上の特許を保有しており、そのほとんどはソニーとノキアに付与されたものです。先月、同社はその知的財産の一部、特にiPhoneの画面回転機能(ユーザーが端末を回転させるとディスプレイが自動的に回転する機能)をターゲットにしました。

Appleは、この機能は特許番号6,563,535などの先行技術によって保護されていると主張した。この特許は、「画像の向きやデバイスの物理的な向きに関係なく」画像を正しい向きで表示する技術をカバーしている。しかし本日、米国の裁判所は、クパチーノに本社を置くAppleの人気スマートフォンが特許侵害にあたると判断した。

MobileMedia Ideasは2010年に初めてiPhoneに対して訴訟を起こし、同デバイスが画面の回転、GPS座標の送信、通話の拒否などを保護する18件の特許を侵害していると主張した。

同社は自らを「スマートフォン、携帯電話、パソコン、ノートパソコン、ネットブック、パーソナルメディアプレーヤー、電子書籍リーダー、カメラ、携帯型ゲーム機などのポータブルデバイスのメーカーが採用した発明の特許ポートフォリオのライセンサー」と称している。

実際に iPhone をターゲットにしているのは Nokia と Sony であり、両社は Apple からの反発を避けるために MobileMedia Ideas の背後に隠れているのではないかという推測もある。

これについては、明らかになった時点でさらに詳しい情報をお伝えする予定です。

出典:ブルームバーグ